恋の門を見たのでその感想

  • 結構人気だった

最初は池袋で見るつもりだったんだけど、開始10分前では席がなくて
あわてて渋谷に移動して1時間前からチケット取っておくという状況でした
思ったよりも全然人気ありました 松尾スズキ効果か


全体的には面白かったと思います


んで以下は内容に触れますので見てない人はやめといたほうがいいね

  • 原作と比べて

原作は、羽生生純の中では、まぁまぁ好きという感じで
作品そのものというよりも、この作品を頑張って描きとおした作者に拍手だったです


んで、映画版は、原作のいまいちキャラの立ってないライバルの人が
毬藻田と1キャラにまとめられておりました


あと、当然というかなんというか
キチガイの相良は、ただの渋いオタク女になっていたし
恋乃がレイプされるというくだりもなくなっておりました
まぁこれを入れてしまうとね、映画としては辛くなるもんな

  • 良かった点

良かったのは酒井若菜の「キレイなんだけどダメな女」っぷり
オタクだからダメなんじゃなくて、髄から不安定というか(あ、鶏と卵の関係か)
気が違ってる演技の時じゃなくて、普通の演技の時がなんかダメっぽかった
ハツラツ巨乳ギャル時代からは想像も出来ない展開で、いいんじゃないでしょうか
でもあんまり使い道ないかな 大人のサスペンス!みたいのでヌード疲労くらいか
グラビアアイドルって大変だよな


松尾スズキは細かいセリフで笑わすのが得意だそうで、その技をたくさん出してました
ベルリンだっけ?ともかく海外ではわかってもらえなかったと嘆いたそうですが、そりゃそだろう(笑)
何がおかしいんだかわからないけど、なんだか笑ってしまう一言、って
うーんなんなんだろう? でも結構笑っちゃうんだよなぁ


松田龍平もよかったんじゃないでしょうか 不自然を感じずに見れたので、それはうまいのでしょう
なんども「なんじゃこりゃー」言わされてたのは可哀想だった


あとはサブカルカメオを喜んだりできると楽しいと思う
自分は正直どうでもよいので、原作者の人が小さくなってコミケ会場に座ってるのが良かった


えーっとあとはキンゴの拳法が素晴らしかったのと
片桐はいりが素晴らしかったですよ

  • ひっかかった点

園木マリとメジナはどうだったんだろう?
特にメジナは必要だったんだろうか 二重人格なんだろうけど、だから何?って感じだった
小島聖が頑張ってるのはわかりますよ!


忌野は微妙な感じでした 「まぁな!」は良かったんだけど
ミュージカルシーンの恥ずかしさとかは、なんかね
そんなにSPA!世代が大事かよ、というかなんというかね


そうそう、ダメな点はSPA!の吊り広告を見てる感じがするとこだな
ああいう、なんというか、面白くセンスフルに世相を斬るみたいな
原作は全然純朴で業が深いですよ まぁ作ってる人が違うからしゃあないけど

  • そういうわけで

羽生生純がもう少しだけ有名になるといいなぁ
青(オールー)がなんだかイマイチだけど(悪くはないと思うけど)
次の作品あたりで、ゴガーンと一発やってほしい気がします
松尾スズキとかは適当にやってください 応援する余地ないし
んで、真夜中の弥次喜多がどうなるか、これも気になりますね
でもねー、クドカンじゃあ、あの鬼作は料理しきれないだろうな
幻の湖みたいなもんだもんな 結局多分普通になるんでしょう
そんな感じでございました

  • 他の人の感想から

パンフにはてなっぽいって書いてあったらしい スゲーわかるわ
はてなサブカル臭メガネヤサオトコ臭が嫌いな人は見ちゃダメだよこの映画(笑)
ああ、あとつげ義春さんはどこで絵を提供していたんだろう…
http://d.hatena.ne.jp/hurricanemixer/20041011#1097482498


この人の書いている後半の失速感は非常に同意できます
なんか受賞がどうのとかそういう話も、父の死も、うまく消化できてないんだよね
そういう話を掘り下げてくれたら、ミュージカルシーンいらないんじゃないかな
そうすると忌野も出る必然性なくなるんだけど、個人的には別にいらないと思った
http://d.hatena.ne.jp/y-shirabyoushi/20041012

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