「君は蔚山の夕陽を見たか」その7

さて、現在に戻ってきたわけで…何を書こうかな
ずっと、最後の締めに、何を書こうか、この一週間、悩んでた
まあ、ずっとこんなことばっかり考えているわけではないんだけど




今から、20年近く前 心身ともに具合が悪かった自分は、今で言う「ひきこもり」で
テレビを見て、ファミコンをして、そして、家の蔵書を引っ張り出して読んでいた
その中で、何度も読み返したのが、椎名誠の旅行ルポシリーズだった

シベリア追跡

シベリア追跡

熱風大陸―ダーウィンの海をめざして (講談社文庫)

熱風大陸―ダーウィンの海をめざして (講談社文庫)



暗くて汚い部屋(今も同じ)で、とてつもなく広い世界の旅を読みながら
何か知らないが、ともかく胸をワクワクさせていた


今から、10年くらい前 心身ともに健康、いや、心のほうは微妙かもしれないけど
ともかく、学生時代の無鉄砲さに任せて、日本中の離島を巡ったりしていた
と言っても、北海道でいくつか、伊豆七島のうち五島、沖縄でいろいろと、程度
日本の最北端と最南端に行ったり、ヘリで島を脱出したり、西表で台風にあったり
長い休みのたびに、そんな旅行をしてた


今から、5年前 まだ、ブログを始めてはいなかったけれど、既に「鈴木妄想」だった
WJブームの中で、一晩でこれを書いた頃 もう、鈴木妄想になって5年なんだな…
http://sndg.s52.xrea.com/magma/pukiwiki.php?%A5%B8%A1%BC%A5%AF%A1%A6%A5%A8%A5%F3%A5%AF


今から、3年前は、まだ、デジタル一眼レフ、買ってない 小さなコンデジ使ってた
今の気合入った装備を、当時の自分に見せたら、絶対信じないと思うよ


今から、2年前 ぱふゅが、ムサビでライブした頃 まさか、こんなブレイクするとはね
そう、まだ、この頃は、BUZZには出くわしてない たった2年前なのに!


今から、1年前 BUZZのストリートに毎週土日行って…まだ、5人だったね
そのすぐ後に、CAN姐が抜けて、1年後には、ケヤキが使えないなんて思わなかった


今から、半年前 まだ、SNSDも、ワンガも知らない頃 知ったの、7月だから
半年後に、韓国に二回も行ってるなんて、予想だにしない展開だよ!


今から、二ヶ月前は、SMタウンライブから、かえって来た直後だね
蔚山行きは決めてないし、まだ、ライブの予定が発表になってないんじゃないかな


今から、一ヶ月前、自分の気持ち的には、BUZZのワンマンとかでいっぱいで
実は、蔚山なんで申し込んだんだ?とか、ちょっと後悔したりしていた


今から、十日前 蔚山に向けて、気持ちが盛り上がってた 行くことにしてよかった、と
ともかく、ライブ楽しみにしていた そのために、いろんな装備を整えてた


そして、今、あの、よくわかんない旅を経て、20年前と同じ部屋にいる
20年前に夢見た、外国をウロウロと旅をすること、実は、叶っている
あの時は、自分が20年後に、こうしてるなんて、思ってもみなかった
規模は小さいけれど、自分の旅行記を、いろいろな人が読んでくれてるなんて
その頃の自分には、想像もつかなかった


生きてると、いつも、予想外のことが起きる
自分で望んだわけでなくても、それは起きる
こんなはずじゃなかったのに、こんなことはのぞんでなかったのに
そう言っても、でも、予想外のことは、起きる


そして、望むべくもなかった夢がかなうことも
ひそかにあこがれていた場所にたどり着くことも
生きていく中では、あるんだと思う


それはこれからも、きっとそうなのだろう
半年後、一年後、三年後、五年後、十年後、二十年後
今から予想もしないようなことが、きっと、起きているんだろう


きっと、そんな時、これからは、いつも
蔚山で見た、夕陽が頭をよぎると思う


たくさんのものをつぎこんで、たくさんの期待を胸にして、そして
「何もない」という、ものすごく、何ごとにも代えがたい
大きな経験をしてきた そんな旅だった


これからも、こんなこと、いや、それ以上のことがあるだろう
いくら、たくさんのものや、たくさんの時間を費やしても
無駄に終わったり、むしろ、自分を苦しめたり
そんなことは、これから、きっと、あるんだろう
そして、実現なんて出来ると思っていなかったことが、いつのまにか
自分の手の中にあることも、あるかもしれない


そんな時は、きっと、蔚山の夕陽を思い出すんだろう
ああ、こんなこと、あったな あの時は、ひどいもんだった
そんな風に、笑えたらいいな そう思ってる


先のことなど、わからない
わからないから、生きつづけてる



「君は蔚山の夕陽を見たか」
おしまい


<あとがき>
なんかね、こんな終わり方ですいません!って感じですけど…
自分が思ったことを書くのがここなんで、ほんとに、こういうことを考えたのです
時間っていうのは戻らなくて、時間が過ぎることで変わっていくことがたくさんあって
その変化って、結構自分で予測しようとしてもしきれなかったり
自分のもってた昔の方向性とか願望が、いつのまにか満たされていたり…
今回の旅を振り返ると、そんなことを思ったので、そう書きました


最初は、もっと、sosizのみんなとか、ここ読んでくれるいろんな人とか
おおっ!って思えるような写真撮っちゃうぞ!って意気込んでたのになあ
こんな、なんか変な結論で締めくくられる旅になるとはなあ…


ほんと、どうなるんでしょうね、これから
韓国とっても面白い国なんで、これからも何度も行くことになるのか
もう、コレに懲りて、行かなくなっちゃうのか…
SNSDも、見れるのかな?延期に延期を重ねてる、2集は発売するの?
ちょっと不安になります まあファクトリーガールとかあるから大丈夫かな…


もしかすると、韓国にこだわらず、いろんな国に行ってみるかも
なんだか、いろんな国で、いろんな国の生活や景色を写真に撮りたいって
ちょっと思うようになってます すんごいお金かかるだろうけど…
今回なんか、目じゃないんだろうなあ


いや、それにしてもさ、ぱふゅから始まって、ライブをするアイドル見始めて
まさかね、海外まで行ってね、それで、二度目は、見れなかった、なんてね
そんなこと、ほーんと、思ってもみない展開なわけですよ!
でも、やってることは、20年位前に読んでた本みたいな、ばたばた旅行
なんか、ほんと、生きてるっておもしれーなーって思うんですよね


と言いながら、地元の図書館で、椎名誠の本借りたんです、楼蘭行った時の
あとSFモノも借りた ほんと、アドバードとか傑作なんだよねー
砂の海―楼蘭・タクラマカン砂漠探検記

砂の海―楼蘭・タクラマカン砂漠探検記






20年前の、中国中心部のタクラマカン砂漠を行く旅なんだけどさ
すげーんだわ 生きるか死ぬかっつか、ハードコア過ぎてさ、旅が
今のこんなしょぼけた旅してる俺なんか、いや、足元にも及ばん
なんたってさー、飛行機乗り遅れてパスポートなくしそうになっただけだかんね
砂漠の真ん中で何日も石みたいに固いパンしか食べれずに歩いたりしてないからね
そう考えると、蔚山なんてさ、まだまだ、甘いんだなー って


まあ、でも、この先何があっても、蔚山のことは忘れないよ
これから、何かの間違いで、何度も蔚山に行くようなことがあっても
あの夕陽てか、夕焼けだね あれは、忘れない
大いに、バカだったな


と、そんなところで、この、やけに長いあとがきも、終わりましょうか


リアルタイムで読んでてくれてた人、この長いレポを読んでてくれてた人
ほんとうに、ありがとう 読みづらい文章しか書けなくてごめんね
ここを読んで、俺のこと、気にしてくれてた人たち、ほんとに、ありがと
同じくらい、みんなのことを、俺も気にしてます!ってよくわかんないけどw


あと、ほんとに、AISさんと、今回の旅を一緒に出来たこと、うれしく思います
AISさんとタイプが全然違うし、能力が全然違うからこそ、面白かった
ほんとに、ありがとうございました 迷惑ばっかかけて、すいませんでした


ま、そんなわけで、蔚山レポは、ほんとにこれにて終了!
え、最後に一曲?んーあのさ、蔚山関係ないけどKARAでいい?まあいいじゃん!
KARAでGood day season2でお別れです!スンヨンきゃわ!きゃわわ!!!

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