ファンク、レアグルーヴ、ディープハウス、ニュースクール、アイドルポップス

というわけで主にid:ooltくんとの間でファンクブームなわけですけど
自分が14日にブックマークして、記事化しようとおもってた曲をだな
おーるとくんが15日に記事化しててびびった 全然打ち合わせとかなし
2008-11-15 - 雲の磁力


どの曲かっていうと、これ Jackson sisters I believe in miracles
俺はアフロジャケを、おーると校長は変なアートビデオを貼るという違いw



もともとこの記事を見てて、あー、レアグルーヴって言葉あったな、と思ったのだ
女性ヴォーカル・グループに終止符! [Soul・R&B・HIP-HOP] All About

【Jackson Sisters】
73年〜74年頃録音されたカリフォルニア産レア・グルーヴの代表グループ。女の子版ジャクソン5の異名を持ち、現在のアシッド・ジャズにも通じるポップ・チューンは今聴いても絶品ものです。



はてなでも記事化されているし、ウィキペでも詳しい
レア・グルーヴ - Wikipedia

背景には、ジェイムズ・ブラウンなどのファンク・ミュージックのアーティストの成功に影響され、今でいうローカル・アーティストやインディーズレーベルが大量に生まれ、活動していたことがある。一部は全国区の人気とセールスを獲得したが、その録音物の多くは、全国区で流通されることはなく、忘れられた存在となっていた。 のちに、これら、忘れられていたファンク・ミュージックのアーティストとその録音されたレコードを“発掘”して“再評価する”というムーブメントが起きた。この結果発掘された過去の楽曲のことを、レア・グルーヴ、つまり、見つけ難い音楽と呼ぶようになった。なお、このムーヴメント自体のこともレア・グルーヴと呼ぶ。



この、70年代から80年代初頭にかけてのファンク・ミュージックを
90年代中盤くらいに、オサレな皆さんがこぞって探していた これを「掘る」と言う


そして、そうやって探し出したレコードから、一部をサンプリングしてループさせ
そこにラップを載せる すげー簡単に言えば、これが90年代中期のヒップホップ
派手なノリよりも、落ち着いた空気感、そして知的な雰囲気を漂わせていて
この時期の「ニュースクール」と呼ばれたヒップホップが、自分は今も大好き


まずは、1967年のRotary ConnectionによるMemory Band かなりサイケな感じ
で、この動画の3分後くらいから、ATCQのBonita Applebumがはじまります



そう、ヒップホップっていうのは、こういう「元ネタ」を大事にする流れがあって
その元ネタが、どれだけ渋いのを持ってこれるか、みたいな意地の張り合いも
ファンク、サイケ、ソウル、そしてジャズ…いろいろな音楽がサンプリングされた
今ではかなりサンプリング関係の権利問題が厳しくなってしまっているんだけど


もう一曲、Ahmad Jamal - Swahililand すんげーかっけーなこれやべーな
そして2分すぎから、De la SoulのStakes is Highが!!!!これも鳥肌モン!!!!



まあここは音楽についていろいろと詳しい人もそうでない人もごっちゃなんで
偏見を持ってる人も持ってない人もいろいろいると思うんだけれども
ヒップホップっていうのは、こういう、なんつーかな、知識ゲームみたいな
どれだけ音楽的な聞き込みと、そしてそれを再利用するか、というセンスを試す
そんな側面もある音楽なんですよ ヨーヨー言ってるだけじゃないんだよね


で、話し変わって、いわゆるレアグルーヴな女子グループから一曲
First Choice - Let No Man Put Asunder 1980年のリリースだそうです



YOUTUBEのコメントにも「Proto-House Track」ってあるけど、ハウスっぽいね
このドツドツしたリズムと、スッポコパーカッションと、浮遊する上モノ
これは、00年あたりに流行して、いまだ根強い「ディープハウス」にも
強く受け継がれています たとえばこんな曲とかいかがでしょうか
Dennis Ferrer - How I Do Let Go 2007年のリリースなのかな??



前に、エレクトロ、ハウス、テクノ、ヒップホップについて書いたけど
まあ、ここらへんは、もともとがなんていうか、一緒なんである
だから、エレクトロハウスなアイドル、Perfumeのマカロニって曲が
The PharcydeのRunnin'とマッシュアップされてても、驚くべきことじゃない
ただ、若者の手によって、ちょっと先祖がえりしたってだけなんですよ



ちなみに、この、Runnin'と、上に挙げたヒップホップ二曲は
全て、Jay dee/J Dillaという、夭折した天才プロデューサーの手によるもの
最後に、Runnin'の2008年リミクスver これすんげーカッコイイと思う



テイストとしては、エレクトロニカだよね この話もまた出来たらします
あと、ファンクとかソウルについては、自分全然詳しくないので
詳しい人とか指摘とかあったら、是非よろしくお願いしますね


<追記>
あーマカロニは楽曲自体はニュージャックスウィングぽいよねやわらかいよね
つっこまれないうちに一応言っておきます
てかほんとにBonita ApplebumってJ Dillaでよかったんだっけ?
YOUTUBEにそうあったんでそうしたけど、なんかQ-TIPだった気がするなー


<さらに追記>
タイトル変えました まあこのタイトルも正しくないけど…
でもまあ今の俺がぱふゅをまじえて語ってるのはもう負けちゃあ負けだよね

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