8月もインド映画をいろいろと見て勉強しております

映画館やらDVDやらでインド映画見てるか日本アイドル取材行くか扁桃腺を腫らせて寝てるかの8月ですけども
7月末のダバング以来、うーんインド映画おもしれーなーと思って見れる範囲で見るようにしております
昨日、シネマート新宿の最終日マサラだったんで突発的に行ってきたのが「バードシャー テルグの皇帝」

 
日本でも一部で有名らしいNTRジュニアが踊って暴れてコメディしまくるという映画でありました
ティーザを見ると完全にアクションっぽいけど相当笑える要素が強い そしてネタふりが長いw
途中で意識が飛んだけど後半のコメディたたみかけで爆笑して目が覚めたけど夢だったのかしら…願望かしら…
ともかくNTRはダンスがすげーです 下半身の身体能力がハンパない インドのMJとはよく言ったもんだ
劇中最大のヒット曲らしいコレとかどこで撮ってんだ!ってなりました 歌舞パートに気合い入れ過ぎだ!

 
DVDで見たのは、ダバングのロビンフッド・パンデーでもおなじみ、サルマーン・カーン兄さんの「タイガー」


ダバングと並んで近年のサルマーン兄さん主演作の中でも評価が高いようで、いやー最高でしたコレ
日本公開は前後しましたが、ダバング後の今作では最強ながらもオクテなスパイをサルマン兄さんが好演
しかもそこにインド−パキスタンの対立問題が絡むというマッシヴ大容量な内容 裏切られまくる!
最近のインド娯楽作の流れ?世界各国でロケしてて、ロケ地の味×インド風味な楽曲群がグンバツです!!!


 
あとDVDで見たのが「マッキー」で、悪役に殺されたヒーローがハエに転生して復讐するという怪作

 
まずね、ハエのCG演技にどんだけ気合い入れてんだ制作陣!という驚嘆がありました 気合い入りすぎ!
人間側では悪役スディープ先輩が独演会状態というかすげー上手いのにすげー悪いから感情移入できないw
監督は現在公開中の「あなたがいてこそ」も手掛けてるんだけど六本木、今日までなのよね…見れなかった…

 
インド映画は既にガッツリ書いてらっしゃる方がたくさんいるのでホント恐縮至極なんですけども
コチラの方はホントたくさんレビューしてらしてすげえです サルマン兄さんの「KICK」見たいなー
【Kick】 : ポポッポーのお気楽インド映画

 
そしてこちらの方が10月に開催されるIFFJ、インド映画祭での公開作をざざーっと紹介してくださってて
『R...Rajkumar』と『Yeh Jawaani Hai Deewani』の公開される10月12日はあけておきたいところ
特に『R...Rajkumar』はソーナクシーちゃん&ソーヌ―・スード先輩というダバング組が出てるよ!


http://bollywoodmovie.blog.fc2.com/blog-entry-189.html
 
とか思ってたら「バルフィ!」が昨日から公開してたのか!全部見ようとしてたらキリないなーw

 
なんでこんな急遽インド映画にずっぱまっているかというと、結構ここ数年DVDだけど映画を見ていて
劇場でアヴェンジャーズシリーズは見てるんだけども、80年代の傑作SFとかアクションとかいいよね!
現在のハリウッドにはないギラギラした輝きとそんなことやっちゃうのー!っていう驚きがあるよね!
とか思ってたところに現在の「テン年代だけど熱量は80年代」なインド映画が突き刺さっているわけ
ともかくアクション!ともかく歌と踊り!ともかくコメディ!ともかく美男美女!っていうのがいいよね
 
あと、お勉強のし甲斐がすごくある 今ぜんっぜん知らないから何を知っても楽しい状態だしw
「ナヴァ・ラサ」9要素が大事!ってどういうこっちゃ?と思ったらこういうことかー!みたいな
こういう要素がギッチギチに盛り込まれている映画、たしかに楽しいですもの 自分は好きだ
南インド古典舞踊用語集

NAVA RASA (9つのラサ) ナヴァラサ
ABDHUTA 驚き BHAYANAKA 恐怖 BIBHATSA 嫌悪 HASYA 笑い KARUNA 慈悲 RAUDRA 怒り SHRINGARA 愛 恋 VEERA 勇気 SHANTA 平安

 
勉強がこうじて阿佐ヶ谷ロフトAでやってたダバング公開記念トークショーも見に行っちゃったもの
個人で大ヒット映画ダバングを買い付けちゃった方とテルグ映画完全熱愛な方の熱量がハンパなかったなー
基本的なことを何にも知らなかったので、もう何聞いても勉強になって何聞いても面白いんだよね
 
例えば、インド映画=ボリウッドって思ってたんだけど、それって誤解だと知って目からウロコでした
日本のアイドルが全員AKBグループに所属しているという誤解くらい、なんちゅーか雑な捉え方なのねw
ボリウッドっていうのは、ボンベイ、現在のムンバイを中心にしてつくられる映画群ということで
ここで作られる映画はヒンディー語 そう、インドって多言語国家でいーっぱい言葉があるんだよ!
しかも日本で言う○○弁みたいな違いじゃなくて、お互いに意思疎通が難しいぐらいに違うみたい
 
ここから自分なりの現在のところをまとめてみるけども、なんかおかしなところあったらすみません
もうすげーおおざっぱな分け方をすると、インドは北インド南インドで大別できて、そこでかなり違う
使われる言語も違うし、民族も違う 北はヨーロッパ系に近いし、南はよりアジア系という感じ
そんで使ってる言葉も違うので、まぁもうかなり文化が違うみたいなんです インド一国の中なのに!
 
でも確かに、北インド=パン食中心(チャパティとかナンとか)、南インド米食中心と聞いてたし
それだけ文化の違いがある上で作られたものを、一緒にしちゃうのはまずいよなーすいませんでした、と
インド映画といえばなんでもかんでもボリウッド、というのは間違いなんだな、と、やっと知ったのw
 
で、他にどういうのがあるかっつーと、自分も15年前に見てすげー衝撃を受けていまだに好きな「ムトゥ」
あれはタミル語映画 インドのかなり南のほうの映画で、ラジニ様はまだまだご威光あらたか
最近だと「ロボット」ですよね これもDVDですが去年見て衝撃受けました マッシヴすぎるよねw


 
んで、ここまでであげてきた中で、「バードシャー」「マッキー」「あなたがいてこそ」はテルグ語映画
もちろん多言語国家なんでいろんな言語の映画が沢山作られている、というやっぱ映画大国なんです
とか、わわっと素人の自分が書いてたけども、先ほどのブログにも非常にお詳しいのでお読みください
やっぱり広報するっつーことになると雑になりがちになるのかなー もったいないですよね
http://bollywoodmovie.blog.fc2.com/blog-entry-111.html
 
あともう一個!twitterでも書いたけど、インド映画が日韓の影響を全然受けてない感じ、すげー面白い
中国・台湾・タイ・ヴェトナム・インドネシア・フィリピン…この辺はなにがしか影響受けてるのよ
その影響が抜けてきて/消化してきてるとこと、まだガンガン追ってるところとある気もするけれど
東アジアと東南アジア、アイドルシーンだけども日本か韓国の影響を受けてきてるように見えるの
でも南アジアの大国、インドはホントもうぶれないっつーか、遠いのもあるのかなー?影響見られない
てゆか、自国内で言語も人種も多様性があって、その中での相互作用や影響の与え合いが強いみたい
なんか、同じアジアでも全然違って、全然知らなかった それを勉強できるのってオモチロイ!
 
というわけで、原稿とか作業やらなきゃなのに長くなりすぎたのでここまでにしとうございます
んで、鈴木が今のところ一番好きなのは、「南っぽい北の映画」かもしれないなーということで!
ダバング2日本語公開早く!いや、ほんと、ダンスと音楽の話ほとんどしてなくてこの長さかコレ…

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