Kep1erとIZ*ONEが共演するまでの長い道のり、そしてBOYS PLANETが始まる

もう前回の更新から4か月ぐらい経ってしまった!ずっとなんか書こう、と思ってたんですよ。

でも、なかなか言葉にならなくて、やっと年末になって、これはまとめるタイミングがきたのかなぁと思ったのでした。

ついに、Kep1erメンバーと(元)IZ*ONEメンバーが同じ番組に出たわけです。12月30日に放送するBOYS PLANETの宣伝番組みたい。

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自分の中では、やっとか…という思いと、ここまで長くかかってしまったんだよな…という思いが、両方あるんですよね。

IZ*ONEとKep1er、複雑な姉妹関係

IZ*ONE活動終了とGirls Planet999の2021年初頭の最悪な雰囲気について

2021年4月末にIZ*ONEは活動終了したわけですが、その直前に、活動延期するかも?という報道が一部であったりしました。2021年1月14日までの情報をまとめたのが以下記事です。

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で、同時にガルプラやります、というアナウンスもしていた。これが1月11日。

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で、まだ続けたい事務所と、もう続けたくない事務所があるとかなんとか、いろいろあったようなのですが、結局、IZ*ONEが活動終了することが正式にアナウンスされたのは2021年3月10日でした。

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そして3月13日・14日のIZ*ONEオンラインコンサートで、いきなり「これが最後のIZ*ONEとしての活動です」って話をしだして、これは完全にみんな初耳だったんです。活動期間は4月いっぱいだったから、まだ1か月半ぐらいあるのに。ともかく自分は怒り狂った。

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この時点での、WIZ*ONEのガルプラに対する反応は、だいたい以下のような感じでした。日本語のツイートもあるのですが、なんか直接的になってしまうので英語のツイート貼っときます。

簡単に言えば、「IZ*ONEファンがガルプラに移行すると思うなよ!CJふざけんなよ!」っていう感じですね。

結局、マジで4月末まで、IZ*ONEは何もやらず(やらせてもらえず)、超消化不良のままで伝説のグループIZ*ONEは活動終了しました。

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端的に言うと、IZ*ONEからガルプラへ、ファンが移行することは難しかった。むしろ反感を持たれてしまっていた。IZ*ONE活動終了あたりでガルプラの発表をバンバン打ったりして、印象めちゃ悪かったですもの。

もう一度蒸し返したい、PRODUCEシリーズ問題からのPLANETシリーズ

そもそも、PRODUCE101シリーズの投票が操作されていた&接待もあった、という問題で、プロデューサーが逮捕されて、本人たちは全く悪くないIZ*ONEが活動停止、解散ギリギリのところまで追い込まれたわけです。

結局、CJの当時の代表取締役が謝罪して、IZ*ONEとX1は活動再開することに、しかしX1は事務所との協議の末に解散が決定する、というわけで、PRODUCEシリーズは大きな罪を背負ってしまったシリーズになってしまったわけです。

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順位操作に関連するプログラムを通じてMnetが上げた利益とともに、今後発生する利益まですべて出しておきます。

すると、約300億ウォン規模の基金とファンドを造成することができると予想されます。この基金およびファンドの運用は、外部の独立した機関に任せ、音楽産業生態系の活性化とK-POPの持続的な成長のために使われるようにします。

具体的な基金およびファンド造成運営計画については、細部案が確定次第改めてお知らせいたします。

放送の公正性と透明性を強化するために必要な措置も迅速にとっていきます。

外部のコンテンツの専門家などが参加する「視聴者委員会」を設置して、プログラムの製作過程を透明に運営いたします。

また、内部の放送倫理要項を再整備し、関連教育を強化するようにします。

これにより、間違ったことと知っていながらも慣行していることはないか、視聴率だけを追い基本倫理を見捨てていないか徹底的に探り直していきます。

そのPRODUCEシリーズを、看板だけ架け替えてGirls Planet999としてリブートさせたわけで、「お前ら本当に反省してんのか?!」みたいな気持ちになった方もたくさんいたと思います。

こういう経緯もあって、IZ*ONEとKep1erは、おなじMnetが制作したオーディション番組出身で、WAKE ONE&Swingという運営事務所も同じ、姉妹的な存在でありながら、その関係性を大々的に打ち出すことはない、という、なんかえらい微妙な間柄になってしまっていたわけです。

だが運営は、Kep1erに偉大な先輩の遺産を継がせたかった

あまり関係が大々的に語られないとは言え、ガルプラ内で、PD48のブンバイヤが振り返られたりして、Mnet側は多少PLANETシリーズがPRODUCEシリーズの続編である、という触れ方もしてきた。

そして2022年のKCON LA(8月)とKCON JAPAN(10月)では、Kep1erにIZ*ONE「La Vie en Rose」とI.O.I「ノムノムノム」をカバーさせた。ご存じの通りKCONを運営してるのはMnetです。

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ラヴィアンのカバーについては一つ前の記事でパート割から見る運営のKep1er各メンバーへの意識や期待を分析してみました。だって、IZ*ONEと同じ事務所がマネージメントしてるんですもの。

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そして、11月末のMAMAでは、IZ*ONEメンバーのアンニョンズを擁するIVEとサムクラを擁するLE SSERAFIMを含めた第4世代オールスターズでシャッフルユニットを組みました。

IVE「ELEVEN」にIZ*ONE勢からはウォニョン&サクラというセンターとエースが投入され、そこにKep1erから送り込まれたのがシャオティンとヒエだったという点は特筆すべきでしょう。Kep1er運営が本当にヒエに大きな期待を寄せているのが伝わります。

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あとは元ズワン勢の曲としては、LE SSERAFIM「FEARLESS」にIVEからアンユジン、そしてルセラからはキリンちゃんことユンジンが参加。二人にとっては、これがPD48「I AM」以来の共演。そもそもIAMはですね、イェンジン入りでfull8loom黄金の顔楽曲なんで何年経っても大好きなんだわ。

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さらにKep1erからヨンウンを抜擢しました。周囲との身長差をクオリティでカバーするという離れ業を出来るのはマジでヨンウンぐらいだと思う。一人だけちっこくて大変だった的な話を後で別番組でしてるのが切り抜かれていた。ヨンウンもしっかりMnetにプッシュされておるのだ。

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なんか話が脱線しておりますが、ともかくですね、運営側がKep1erにPRODUCEシリーズの遺産も継がせたい、という意図が今年の下半期ぐらいから明確になっている気がするのです。

そして、その流れが、BOYS PLANETの宣伝番組に、IZ*ONEの永遠のリーダーウンビちゃんと永遠のアヒルちゃんイェナ、そしてKep1erからも6人登場、という共演にたどり着いているように感じたわけです。

結構大変な道のりだったKep1erの1年を振り返る

破竹の勢いだったIZ*ONEの1年目、評価が難しいKep1erの1年目

IZ*ONEは、日本の48グループメンバーと韓国のアイドル練習生という、それまでは全く交わらなかった人々が交流し、高めあった。失敗の可能性も囁かれながらも、運命的にデビュー曲「La Vie en Rose」と巡り合い、つづく「Violeta」でも1年目から結果を残した。日韓をまたにかけて活動し、KCONのために世界中を駆け回る、本当に休みなく活動しているグループでした。

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2年目に突入した直後、カムバック直前に不正投票問題で解散の危機に追い込まれてしまいますが、奇跡の復活を果たします。IZ*ONEというグループは、最終的には伝説とまで言われるまでに成長していった。現在大活躍中の、いわゆる第4世代の核に、IZ*ONEのメンバーがいることは間違いない事実です。

一方Kep1erは、そのIZ*ONEの直系の後輩でありながら、IZ*ONEとは違う自分たちのカラーを模索していきました。スマッシュヒットしたデビュー曲「WADADA」は、ガールズクラッシュ系でありながら、フレンドリーでファニーなスタイル。

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その後、さらなるジャンプアップを意図してか、デビュー直後という異例のタイミングで3月末から放送開始される「クィンダム2」に出演させます。オープニングパフォーマンス「See the Light」は本当に最高の出来栄え。

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ただ、このクィンダム2で、Kep1erは本当に苦労した印象があります。どんなに素晴らしいステージを見せても上位に上がれなかった。番組が開始した当初は、「Mnetのグループだから番組を通して持ち上げるのでは?」という推測もありましたが、ずっと下位にいるんですよ。自分は見ていてめちゃめちゃストレス溜まってました。ソシの「The Boys」カバーしたのとか最高だったじゃないですか。これで6組中5位って…。

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間髪入れずにリリースした2nd「Up!」は、個人的にめちゃめちゃ好きな曲なんですが、同時にWADADAとは路線が違うのと、WADADAで意識したであろう「マネできるキャッチーな振り付け」はあまり見られなかった。やー、でも、この時の夏っぽいKep1er最高にカワイイな。

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ここで、クィンダム2でケミを見せて友好関係を築くべきだったLOONAとリリース日が完全にかぶり、2つの音楽番組で2位に甘んじます。しかもチェヒョンがMCを務めるThe Showは、300回記念というメモリアル回。今思い返しても、めちゃめちゃ悔しい。

同時に、2022年12月現在のLOONAの大変な現状を見ると、6月の時点で「ここでどうにか勝たせて立て直したい!」というようなファンの心理が働いていたのだろうな、と思うと、本当に一番かぶっちゃいけない相手とかぶっちゃったと思います。

9月に「Wing Wing」で日本デビュー、さらにUNIVERSE内デジタルシングルで「Sugar Rush」をリリースし、10月17日に「We Fresh」をリリース。日本でショウケース、韓国でファンミ、そして各国のKCON参加と、このあたりは本当に目まぐるしい動きでした。

個人的には、「Up!」が一冠に終わったことで、運営側が「ここで年内にもう一手!!」と「We Fresh」のリリースを焦ったような気がしているんですよね。ここで、完全にアイドゥルvsルセラの好勝負に隠れる形になってしまった。

Kep1erの1年を振り返ると、メンバーはものすごく努力して、降ってくるタスクに真摯に向き合って、毎回毎回素晴らしいパフォーマンスを見せてくれる。でも、運営側が打つ「これで当てるぞ!」という手が、ことごとく外れている、という印象を受けます。

もうこれはガルプラ放送時代からずっと続いていることな気がするし、最初に書いたように、ガルプラを始める、という時点で、結構いろんな問題を抱えていたわけです。でもまぁそのKep1erが背負ってる大変さみたいなものが、自分が肩入れしてしまう一因だったりもするのですが。

Kep1erがよかった点もたくさんある1年だったことも書いておきたい

韓国では苦戦しているとよく言われるKep1erですが、日本ではすごい強くて、たとえばタワレコの年間K-POP売り上げランキングでは、アルバム10位(女子最高位)と16位、シングル4位に食い込んでいる。

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IZ*ONEメンバーを擁するIVEとルセラが出場する紅白は逃しましたが、レコ大では「特別賞」を受賞、30日も出演します。告知動画のヨンウンが日本語担当してる。本当に何でも出来るねこの子は。

あとカウントダウンTVの年越しライブにも出演。紅白に出られないけど、結構納得感のある大会と番組に出られるので、これも本当によかったと思います。

これ気づいてる人も多いかと思いますが、Kep1erはなんかTBS仕事が多いんですよね。TBSプロモーター高野元アナakaどうぶつ奇想天外の高野っちaka星野真里の旦那も、わざわざKep1erの告知だけリツイートしてました。娘さんがファンとかもありそう。

あと、何よりも自分が好きなのが、カップリングにめちゃめちゃイイ曲があるタイプのグループになってるんですよね。

個人的なベスト曲の一つ、「MVSK」。これは年間でもベスト上位に食い込んできます。クィンダム2でのブブゴルのカバーも最高でした。

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「We Fresh」のカップリング「Dreams」とか、full8loom楽曲で、もうコレ涙なくしては聴けない泣きの一曲なんですよ。やっぱり、WAKEONE&Swingは、こういう抒情的な楽曲の選定とプロデュースが合ってると思うんだよな。

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あと日本語曲カップリング曲「Daisy」もすごく良いんですよね。何度か書いてるけど、Kep1erの前面に打ち出してるパワー!元気!負けない!みたいなエネルギーとは裏腹にある、彼女たちの儚さとか脆さみたいなものが、代えがたい魅力だと思います。ましろファンカム貼りますがなんか遠い日の思い出みたいなサムシングがあるな…。

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メンバーの魅力が1年間でどんどん花開いていったのも大きな収穫だと思います。全員分語りたいところだけど、長くなりすぎるのでちょっと絞ります。

まずはガルプラ時代からの推しから。ヨンウンが押しも押されぬグループのエースとして認知されていった一年だったと思います。何よりこの人、あんな踊れるのに、さらに歌えるのがマジですごい。「蝶々少女」で見せた涙はクィンダム2のハイライトでした。

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ガルプラ放送中から凄みのあったシャオさんですが、アユクデで見せた社交ダンスはもう完全に世界を掌握してらっしゃいました。これ、見てるみんなのリアクションも最高なんだよなw

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あとチェヒョンも人柄が見えてきた。この人ルックスもパフォーマンスも素晴らしいんですが、ファンサすごいんだな!という姿が見えたのもこの1年でした。

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そして、個人的には、今年はヒエの1年だったな、と思っておるのです。ガルプラ→Kep1erスタート時に、脱退させろ!とか酷い中傷を受けたじゃないですか。ここも完全に制作側・運営側の問題で、ヒエ本人は全く悪くなかった。なのに本当に本当に辛い思いをしたと思う。心境を考えると想像を絶しますよ。

でも、1年かけて、ヒエがどんどんグループに溶け込んで、自分の力を発揮できるようになった。パフォーマンスじゃないけどシャオさんとずっと二人でVLOG撮ってるの、本当に二人とも女神感がすごいのよ。

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あと、イ・ムジンの番組にソロでゲスト出演してて、ラストのラストで、Wham「Last Christmas」をデュエットするんですけど、声が透き通ってて超良いので皆さん聴いてください…。今のヒエは本当に光り輝いてると思います。いや、本当にヒエが続けてくれてよかったよ。

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どうなるKep1erの2023年、そしてBOYS PLANET

2022年がもうすぐ終わります。Kep1erの活動予定期間は、あと1年半になりました。ここで、ちょっと懸念していることがあるんですよ。ガルプラ始める前に、デビューグループ以外でもユニットを汲むかもしれない、とか言っていたんですよね。コロナの状況的に、当時は国ごとのユニットみたいなものを想定してたのかもしれませんが。

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CJ ENM(以下、CJ)が、今年8月に放送開始予定のMnet『GIRLS PLANET 999:少女祭典』から、最終的に結成されるグローバルガールズグループの契約期間について言及した。

7月8日、CJ の関係者は「『GIRLS PLANET 999』のデビュー組メンバーとCJは、2年6カ月間の専属契約を締結し、責任を持ってグループ活動を支援する。ユニット活動においては、デビュー組の確定後、追って議論する計画だ」と明らかに。

そして今、海外で、「クィンダム パズル」という企画があるというウワサがあるようなんです。2017年にKBSでやった「THE UNIT」みたいに、既存のグループからメンバーを組み合わせて新しいグループを作り出す、みたいなことらしい。

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The show description explains, "The evolution of 'Queendom' - the K-pop girl group puzzle that is put together by the public. You can choose your favorite members from different girl groups to create a new team that will become the Queen!"

2022年のMnetがKep1erに打ってきた施策を振り返ってみると、こういう企画モノに、いきなりメンバーぶっこむ!みたいなこともやりかねなくて、本当に怖いんですよね。「ユニット活動もしますって言ってたし」とか言い出しかねない。でも、やっぱりこの9人で作り上げてきたものってあるわけで、出来ればそういう展開は避けてほしい…。

何日かかけて書いてるうちに、BOYS PLANETのシグナルソングまで公開されてしまいました。良くも悪くも、プラネット感よりもプデュ感が勝っている感じになっております。

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昨今はSTAY CやNew Jeansといった、オーディション番組を経ないでデビューしたグループの存在感が増しています。これで大当たりしたらオーディション番組は再興するでしょうし、不発に終わるとオーディションシステム自体の疲弊感が強くなると思います。2023年は、シーンの分水嶺になっていくのかもしれません。

多分、BOYS PLANETが始まって、多分ボイプラグループのマネージメントと制作はWAKEONE&Swing体制になると思うんです。さらには、延期されまくっている「I-LAND 2」もやらないといけない。制作ある程度進行してるんですよね?MnetとWAKEONE&Swingの人的・資金的リソースがちょっと大変なんじゃないかと思うわけです。

そこで、可能性が低い手ではあるんですが、2023年は日本のソニーさんがKep1erを担当して、日本&国外活動をバンバンさせるっていうのはどうでしょうかね。日本では人気ありますし、日本語話せるメンバーもいますし。一時期IZ*ONEがしゃべくり007とか出て爪痕残しまくってたじゃないですか。

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今のところ、TBSに縁がありますからね、ラヴィットとかに、Kep1er出まくるんですよ。なんだまたいるの?みたいな感じでお馴染みになるわけです。キムダなんて実家が寿司屋だからチラシ寿司くらい作れると思うんですよね。ヒカルとイェソで御殿場アウトレットで絶品グルメを食べ歩きしたりするわけです。

てゆかチェユジンと山田裕貴の初対面、どっかで誰かもう動いてますよね?後ろからご本人登場みたいなの早く!

ここまで無意識に書いてて気づいたんだけど、ラヴィットにひぃなこで出てIZ*ONEやったりしてたわ。マジでKep1erはズワンの後を追おう!ラヴィット出まくろう!

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