ごく私的なIZ*ONE 1stコンサートツアー EYES ON ME SSA公演レポート

ごくごく個人的な前置き なぜIZ*ONEのコンサートに足を運んだか

どこから始めましょうかね?IZ*ONEの1stコンサートツアー、最終日のSSA行ってきたんですよ。 

幕張公演をうっかり逃してしまって、今度こそ見たくて、チケットのためにファンクラブも入って、すごい楽しみにしてて、発券したらかなりの天井席で、結構へこんで…。

いや、子どもが小っちゃいので、あんまり遅くまで出かけてると嫁さんの負担がめちゃめちゃデカくなるので、あんまり夜のライブとか行かないようにしてるんですよ。

そういう中で、本当に久しぶりのライブ、しかもお客さんとして行くっていう。これ自体が相当久しぶりのことだと思います。2012年のPerfumeJPNツアー、仙台公演より後にあったかな…。

2012年ぐらいからライターが本格始動して、基本的によほどのことがないと、客としてライブに行くのはやめようって、なんとなく何年も思っていたんです。なんというか書き手としてのプライドというか…。

取材として入って、プロとして見よう!いちファンではない立場に立って、冷静に見ようって思ってたんです、実は。まぁ好きなものはすごく好きに書いてましたがw

でも、媒体のターゲットが変わったこととか、力不足で新しいライターのお仕事が一時期よりも舞い込んでこなくなったことから、もうこれは、いちファンに戻れってことなんだな、と。

原点回帰という感じで、演劇とか、撮影会とか、以前のように、いちファンとして行くようになったんです、この数か月ぐらい。その流れで、IZ*ONEのSSA公演のチケットも取った、ということなんですよ。

本当に個人的な思いで申し訳ないんですが、ライターとしてインタビューまで担当させていただいたIZ*ONEを、いちファンとして見に行くっていうのは、自分としてはなんというか、すごく気合のいることだったりしたわけです。まぁ、よくよく考えると、くだらない気合ですけどねw

実はSSAに行くのは初めてで、快速に乗ってしまったかなんかで、さいたま新都心になかなかたどりつけなかったり、シートについてからも席番号を間違えてご迷惑をおかけしたり、いろいろとバタバタして、やっとたどり着いた…というコンサートでした。

ここからが本題 IZ*ONEは既成概念をフルスイングで破壊してくれる

客層も、かなり若かった。もっと同年代以上の人がいるかなーと思ったら、10代20代がほとんど、という感じ。しかも、男子が結構いるんですよね。男性はベテランばっかりだったソシの頃とはかなり違う感じ。もちろん48G出身のメンバーがいるから、というのはあると思いますが、それにしても若い男子がアツい熱量で見てた。

そんな会場の中、自分がずーっと考えていたのは、IZ*ONEは、本当に歴史的な意味のあるグループだなってことでした。

日韓が政治的に揉めに揉めて、自分は見てないけどテレビとかでずーっとそういうの放送してたらしいじゃないですか。韓国からの観光客が激減して青息吐息の観光地とかもある。日本からの韓国便が大安売りになったりしてるようですし。

でも、SSAでは、当たり前のようにIZ*ONEは韓国語でも日本語でも歌い、そしてWIZ*ONEはIZ*ONEを丸ごと愛してるし、IZ*ONEはWIZ*ONEを信頼してる。これ、すげえなーって思ったんですよ。

ソシカラの日本デビュー以前は、韓国の女子アイドルは日本では本当にマニアックな存在だったと思うし、ソシカラブームがひと段落のタイミングで一時期日韓でもめたときは、本当にピタっと韓国の女子グループが日本のテレビに出なくなった。

でも、IZ*ONEはどんなに日韓関係が悪化してる、とか言われても、出てるんですよね。韓国人メンバーが当たり前のように日本の懐メロを歌ってくれたりしてる。そういう姿を見て、新しくファンになった人もいるでしょう。

若い男の子が、韓国の女子アイドルに、心から「カワイイ―!!!」「がんばれー!!!」って声援を送ってるんですよ。これまで男子って保守的で、日本人至上思考が強い傾向があったと思うんですけど、なんていうか全然違うわっていうか…。もちろんそういう男子もまだまだいっぱいいるとは思いますけどね。

なんか、政治的な壁とか、状況とか、根強く残っていた差別意識、優越感とか、もうともかくそういうものを、IZ*ONEって滅茶苦茶に破壊してくれてる気がするんです。そこが痛快で仕方ない。

だってあのステージに立つ12人は、すごく魅力的だし、歌もダンスもしっかり魅せてくれるし、みんなそれぞれに、一人のステキなアイドルなんです。当たり前だけど、それを思いっきりフルスイングで脳髄にブチかましてくれるのがIZ*ONEなんです。

IZ*ONEの魅力は、研ぎ澄まされたアイドルであり、一人の人であること

これを掘り下げていくと、IZ*ONEの楽曲の良さ、その楽曲をしっかり聴かせる構成がよかったことなど、いろいろあるわけですが、何しろIZ*ONEの魅力がすごい、というのもあると思うんです。

そして、人が何を魅力に思うかっていうと、外見、スキル、ふるまい、そういうのだけじゃない。それぞれのアイドルに、それぞれの人らしさを見つけて、そこに自分との共通点や、思い入れを見出すからじゃないか?って思うわけです。

最後の挨拶、30分ぐらいやってたじゃないですか。12人のメンバーが2分ずつくらい話したらそうなっちゃうんですけど、でも、あれ、良かったですよね。

家族への思い、メンバーへの思い、ファンへの思い、先輩や親友への思い、それぞれがしっかり語ってくれた。最後のユジンが、笑顔で終わったのも、すごくよかった。

あれをしっかり聞いたら「韓国人だから○○」「日本人だから○○」みたいな、くっだらないステレオタイプで判断しなくなると思うんですよ。ステレオタイプ判断する人は、まぁ聞かないとは思いますがw

それぞれの人が、魅力的なアイドルであることと同時に、本当に人間として、それぞれの個性を持って魅力的なんです。そこがIZ*ONEの強さだと思う。

だって、PRODUCE48を通して、ずっとその人間性が描かれてきたわけですから。キャラクターと自己アピールとファンへの感謝が問われる48Gの文脈も受け継がれているわけですから。

本当に、IZ*ONEは、見ごたえのあるグループだと思いました。ああ、いいコンサートだった!

細かいセトリとか、あいさつの内容とか、まぁもういいですよね、他のところにも書いてあると思うんで!

ただちょっと書いておくと、PRODUCE48の名曲たちをめちゃめちゃ大事にしてる=自分たちの出自を大事にしてることと、Highlight→La Vie en Rose→Rumorのコンボはキラーでした。

そういうこと言いだすと、ayayayaをフルメンバーでやったらどうなるんだ?とか、次の韓国カムバ時には音源化されるのか?とか、いろいろあるんですけど、もうキリがない!

ともかく、あと1年半とちょっと。IZ*ONEという、キラキラとした奇跡の宝石をまだまだ見続けたいと思いました!以上レポッス!

PRODUCE101 JAPAN 動画再生回数ランキングに上がってこないけど注目したい練習生たち

というわけで、もうなんでこんなにやってんのかわかんなくなってきましたが、PRODUCE101 JAPANの事前動画特集、最終回です。

これまでに4種の動画について、翌日の再生回数で比較しております。

nanjamon2.hatenadiary.jp

nanjamon2.hatenadiary.jp

nanjamon2.hatenadiary.jp

nanjamon2.hatenadiary.jp

現時点でかなり人気メンは固まってる感じもあって、それは既に制作側もある程度把握している感じ。『ツカメ』を見てみた動画でのアップ分量とかは、既にコメント欄で論議を呼んでいたりして…。


『ツカメ~It's Coming~』を練習生が初めて見てみたら・・・!

個人的にも人気練習生にはおおーっと思うところが多いんですが、ここは、これまでにあまりご紹介できていない練習生にスポットを当てた記事もやっておきたいな、と思ったわけです。

ともかくですね、「最終選抜に入ってほしい!」というあたりから、「このキャラの健闘が見たい!」というあたりまで、ちょっとセレクトしてみます!

 

続きを読む

PRODUCE101 JAPANガチンコマッスル対決動画再生回数で比較してみた+総合ランキング

これで事前動画のアップはひと段落でしょうかね?ついに初回が明日に迫りました、PRODUCE101 JAPAN。24日にペアで「ガチンコマッスル対決」という動画が上がっています。こちらの動画も、翌日20時時点の再生回数で比較し、ランキングいたします!

続きを読む

PRODUCE101JAPAN練習生を当選公約動画再生数で比較してみた

もう本当に時間がないんですが、当選公約動画の再生回数でも比較します!9月17日18時20分現在のデータですがブレがあったらご容赦ください!

続きを読む

劇団ハーベストの一時停止、少女たちの船出 ピスタチオ「No.2」&劇団レトロノート「真新しい夜の下」レビュー

今、こうやってブログを書いていても、なんかやっぱり、まぁ、そうなるかもな?と思いつつ、それは嫌だな、と思っていたので、やっぱり、寂しく、哀しい、という気持ちは、大いにあります。

劇団ハーベストが、2019年10月末をもって、活動休止することになりました。現在のメンバーが全員卒団、という形です。

劇団ハーベストスタッフより

劇団ハーベストからお知らせ
いつも劇団ハーベストに応援、ご協力を賜り誠にありがとうございます。

7年間演劇舞台で活動して参りました「劇団ハーベスト」は、本年10月末をもって活動休止とさせて頂くことになりました。
メンバーそれぞれが自らの意思でもって劇団を卒業し、さらなる成長のため新たな方向に向かうこととなり、劇団としての活動を休止いたします。

2012年1月、女優としてまだよちよち歩きだった旗揚げから、長きに渡り暖かく見守り、応援してくださった皆様の支えをもって、
メンバー一人ひとりが今日まで成長することができましたことに心から感謝申し上げます。

つきましては、10月26日(土)、27日(日)に卒業記念イベントを開催する所存です。(後日詳細発表いたします)

ご理解のほど、宜しくお願い申し上げます。

鈴木妄想が見てきた劇団ハーベスト

自分が、劇団ハーベストを見てきたのは、2014年の夏公演からの5年間でした。2014年の記事とか、今見るとちょっと長すぎて気恥ずかしくて読めないわコレw

ure.pia.co.jp

2014年の冬、特別公演に密着して、写真集にさせてもらいました。鈴木の写真は稚拙だけど、それでも、2014年の彼女達が、もうなんというか琥珀の中に閉じ込められたようにぎゅっと詰まっています。お持ちの方、ぜひ見返してみてください。

book.mynavi.jp

最新のものは、2019年2月の、結果的に最終公演となった「肉体改造クラブ・女子高生版」の前記事と、公演後のブログです。この時はきっと、まだ現在のような結論は出されていなかったんだろうな、と思うと、本当に切ないですが…。望月さんがやりたかった作品、なんだったんだろうな。

ure.pia.co.jp

――今作も期待しています! さて、最後に、劇団ハーベストとしてこれからどんな作品に挑戦したいですか?

望月「やりたい作品がずーっとあるんですよ。今回の作品決めの時、客演の舞台で、話し合いに出られなかったんです。連絡が来て、『またダメだったー』と思ったんですよね(笑)」

――そうなんですね!

宮武「そうなんです! 絶対いつかやるよね」

望月「やるやる! やります!」

――今回はあえて作品名を聞きませんね(笑)。もしかすると、次回は望月さんがずっと押していた作品になるかも、と。

高橋「でも、また違うものになるかもね(笑)」

望月「答え合わせしたら、違います!となるかもしれないですね(笑)」

nanjamon2.hatenadiary.jp

Twitterでも書いたけど、ちょっとこの時点で、鈴木の第六感は現在を予感してたんだけど、自分自身で自分の第六感がよくわかんないので気づいてませんでしたw

でも、一つだけ間違いないのは、これから劇団ハーベストが、本当に大人になっていこうとしている、ということです。青春の悪戦苦闘を乗り越え、大人の劇団になっていくのかもしれない。

そりゃ、もしかすると、どこかで表面的には止まってしまうのかも知れない。でも、そうだとしても生まれ変わって、また彼女達は生き続けるのでしょう。

せっかくなので、彼女たちの死と生を、もっともっと見届けていきたいな、と思ったのでありました。

これもう劇団ハーベストの物語じゃん! ピスタチオ「No.2」レビュー

劇団ハーベストが活動休止発表した2日後、元劇団ハーベストの一員だった鈴木ゆうはさんが出演した舞台、「No.2」を見てきました。

natalie.mu

ゆうはさんは、2014年の特別公演を取材していた時も、なんというか朴訥としたというか、とても素直な印象が強くて、翌2015年に劇団ハーベストを退団してしまったときには、とても残念に思ったし、ミスマガジン2018にエントリーしたことを知った時には、本当に嬉しかった。

そして、新プロジェクト劇団ミスマガジンの舞台『ソウナンですか?演劇版』で舞台復帰(これはタイミングが合わず見れなかった)、そして「ソウナンですか?」と同じく竜史さん(20歳の国)が脚本・演出を手掛けたのが「No.2」、ゆうはさんの復帰2作目となったわけです。

この「No.2」、めちゃめちゃ良かった。芸人のイメージしかなかったピスタチオの二人が、外見はチャラいけど心根は繊細で、でもやっぱり外を向いているから演劇を選びきれなくて、という男と、外見も繊細なら心も繊細、自分のことばっかり見て周りのことが見えてないけど責任感だけはやたらと強い男、それぞれを本当にリアルに見せてくれました。ほんとね、20代頭から中盤にかけて、こういうやついるよなーっていうのが、いちいちグッとくる、わかりみが深いっていうやつだったんですよ。

この作品は、大学の演劇サークルのストーリー。あるものは演劇をあきらめ、あるものは演劇をあきらめきれず、あるものは創作で苦しみ、あるものは創作できないことで苦しみ、もがく。劇団員同士がくっついたり、離れたり、横恋慕したり、憧れたり。自分がだれか?何ができるのか?何をやりたいのかを、頭を掻きむしりながら、隣にいるやつとぶつかり合いながら模索する、そういうお話です。

もうね、見てて、これ完全にハーベストじゃん!ってなったんですよ。まぁハーベストは女性しかいないですけど、でもガッチガチのバッチバチでぶつかり合って、語り合って、苦しんで、もがいて、何もかも投げ捨てたくなり、時にはその場から抜けていくメンバーもいたりして…。なんであの子は、こんなにデキるのに、私はこんなにデキないんだ、もう要らないんじゃないか?辞めたらいいんじゃないか?でも、歯を食いしばってカーテンコールを浴びると、なんだか救われる気がして…。

この舞台の中で、鈴木ゆうはさんは、繊細な先輩に憧れる新入生の役どころ。ピュアでキュートでちょっと頼りなくて、というのは、ご本人のキャラクターやルックスによるところも多いかもですが、究極的には意地を見せるところ、憧れの人を叱咤激励するところ、さらに言うと、感情を目の前の人にガツンとぶつけられるところ、そこはめちゃめちゃ「劇団ハーベストだ!」と思ったんですよ。復帰二作目で、この「ハーベスト感」を出せるんだ…って、ちょっと衝撃ですらあった。

これもう劇団ハーベストの未来予想図じゃん!レトロノート「真新しい夜の下」レビュー

そして、9月頭には、劇団ハーベストを支え続けた、というか、導き続けた中村公平さんが率いる劇団レトロノートの最終公演「真新しい夜の下」もありました。これもどうにか時間を見つけて拝見しました。

retronote.com

こちらのメインの登場人物たちは、アラフォー以上の中年男女。みんな、同じように音楽をやっていた仲間ばかりだけれど、あるものは音楽家として大成し、あるものはその道をあきらめてバーの店長まで昇進、あるものは芸能マネージャーとして駆けずり回り、あるものは音楽をあきらめきれなかったけれど、やっとやめる決心がつく…そんな人々の交差を、コメディタッチで描いていきます。

劇中では「音楽を続ける」ことがテーマなんだけど、見ている全員が理解できる通り、「演劇を続ける」ということと、容易に交換可能なんです。アラフォーになってもバイトしながら演劇続けてたり、ずっと演劇やりたかったけど、そんなことも言ってられないなって思いながら、それでもどこかで夢が捨てられなかったり、役者はやめたけど、関係する職業につくことで、ちょっとでも夢に近いところにいよう、と考えたり…。あるじゃないですか、そういうの。そういう姿を、もうホントに克明に描き出している。劇団の最終公演に、ある意味こんな生々しい話をよく持ってきましたね!と思ってしまいました。

レトロノートのお客さんって、30代40代も多いんだけど、60代、70代ぐらいの大人のお客様も多いんですよ。そういう方がね、夢をあきらめきれなかったり、夢をあきらめてしまったり、それがゆえに悔しかったり、辛かったり、それでもあきらめることを人生の一部にしようとするアラフォーの男女を見て、時折涙ぐんでらっしゃるんですよ。俺、それを見て、そうっすよね、皆さん、いろいろ、いろいろあって今まで生きていらしたんですよね、みんな、生きてるといろいろやりたいこととかあきらめきれないこととか、でもあきらめたこととか、いろいろ、いろいろありますよね…って思って、お客さま方にグッと来たというか…。

「No.2」が劇団ハーベストの現状から5年くらい先を描いているとしたら、「真新しい夜の下」は、20年後くらい。少し先の未来を描いているように見えました。

その作品の中で、劇団ハーベスト篠崎新菜さんは、ただ一人若いアイドル(元SSW)役。この役柄、ちょっと広瀬咲楽さんを連想したなぁ…。アイドルの道も考え、そこを一区切りして、役者の修行を続ける中で、音楽の方向に新たな活路を見つけた広瀬さんが、まぁそもそも楽曲も提供しているわけです。そして、その楽曲を、篠崎さんが緊張しながら弾き語りするわけです。なんかもう劇団ハーベストの特別公演でこういう、自作曲を自分たちで、みたいのあったよ!って思って、またちょっとグッと来て。

あとね、篠崎さんも、感情をおもっきりぶつけるエネルギーが、たまらないです。途中でブランクがあったけれど、それでも、劇団ハーベストの一員らしい、リアルな感情をしっかり見るものに伝える、そしてそれが作品の推進力になる、そういう演技をしている。もうねー、ルックスだけで言ったら本当にめちゃめちゃアイドルですよ。可愛すぎるんですよ。そんな子が顔を涙でいっぱいにして心から叫ぶんですよ、胸に届かないわけがないじゃないですか。

劇団ハーベストって、なんだろうか?何に惹かれたのだろうか?

「No.2」のゆうはさんも、「真新しい夜の下」の篠崎さんも、劇団ハーベストを途中で退団したり、戻ったり、ずーっと、いたわけじゃない。でも、明らかに二人の中に、自分は「ハーベストらしさ」を感じました。

じゃあ、自分が考える「ハーベストらしさ」ってなんだろう?っていうのを、あえて言葉にすると、『芯に迫る感じ』というか、『リアルさ』というか、『剥き出しの感情』というか、『生命力』なんだなっていう。

ハーベストの面々の芝居って、生命力ないですか?もう、そこに血が通った人間がどくどくと生きてる感じ、しません?小手先じゃなくて、建前じゃなくて、ごまかしてなくて、そこに、生きてる。あー、そっか、だから、あれだけ死ぬ話をやりたかったのかもしれないですね。自らの生命を試していたのかもしれないな。

右も左も分からない、小中学生ぐらいの女の子たちを集めて、7年間、出入りはあったにしても、それでもこういう、血の通った人間になれるように、育ててきた、関わってきた、叱ってきた、褒めてきた、そこにいた、公平さんをはじめとしたスタッフの皆さんは、本当にすごいなーと思うわけです。

そもそも、劇団ハーベストについては、メンバー以上にスタッフさんのファンみたいなところがあります、自分。だって、こんなめんどくさくて手がかかること、何年もやれないっすよ!親でもない、教師でもない、曖昧だけれど強力な存在として、彼女達にかかわり続けたスタッフの皆さん、本当に凄いと思うんです。

劇団ハーベストの未来、それぞれの未来

だから、究極的に言うと、メンバーが全員卒団したとしても、大人たちが、また「劇団ハーベストやるか」ってなったら、そこはまたやってください!と思うんです。究極的に言ったら、劇団ハーベストは、裏方の大人たちが作り上げていったものだと思うんです。

何年かたって、また、右も左もわからない子たちが集められて、そしてまた何年もかけて、他に換えがたい一人の役者になっていく、そんなシステムこそが「劇団ハーベスト」だった、ということになったら、それはそれでとても楽しみな展開だと思います。

じゃあ、卒団するメンバー、これまでに卒団・離脱したメンバーはどうか?っていうと、もうね、もう、あなたたちが大人になる番なんですよ。それぞれのメンバーが、それぞれの「劇団ハーベスト」を作り上げていくしかないんです。大人たちはあなたたちの中に、とんでもない力を秘めた種を植えていきました。そして、それが今大きく育ってきているわけです。逆に言うと、あなたたちは、「劇団ハーベスト」の枠の中にいたら、もういけないんです。

なんだったら、卒団して、事務所を抜けるメンバー中心に、自分たちの劇団を旗揚げしたっていいじゃないですか。ハーベストでは出来なかった戯曲をやったっていい。自分でイチから舞台を制作したっていい、駆けずり回って、頭を下げて、それが新しい実を結ぶかどうかは未知数だし、もうどっかで辞めざるを得なくなるかもしれない。一度辞めても、またやることになるかもしれない。すべてのことは、人生の一部で、人生は、物語は、まだまだ続いていくんです。そこに何があるか、何が起きるか、わからないから、まあ面白いわけですし。

そうそう、劇団ハーベストの元団員、弓木菜生さんは、新しい軌道をやっと進み始めたようです。

 

www.nikkansports.com

特別公演で、針金ハンガーを頭に嵌めて「回る…!」とかやっていたあの少女が、日本でも最強レベルに人気のあるアイドルグループの研修生になっている。なんだか、もうワクワクするような、ちょっとウルウルくるような、ともかく楽しみな展開じゃないですか。

と、ここまで、ざざーっと書いて、そして、こんなことを書くつもりじゃなかったのになーってことまで書いたりしてますが、個人ブログなのでご容赦頂ければ幸いです。という気持ちになり…。

あと言えることとしては、いつか、現劇団ハーベストのメンバーたちが関わっていても、逆に、全くかかわっていなくても、「MIRACLE8」の再演、いつか観たいなって思っていることは、書いておきます。

後は、ここまで書いておいてなんですが、やっぱり「劇団ハーベスト」というくくりで、あの魅力的な役者さんたちを見ることや、情報を得ることができないのは、やっぱりめちゃめちゃ寂しいなあ…と思います。

でもまぁ、その寂しさは、一過性のものでしょう。これから先、彼女達に「うおお、そう来たか!」と思わされることが絶対にあるはずです。それは間違いないと思います。

運よく5年間ほど彼女達の姿を見てこれたひとりとしては、その驚きを楽しみに、今の門出を祝いたいと思います。10月末のイベント、楽しみにしてます!

現メンバー7名による感謝の宴、開催します!

様々な思い出ばなしとともに、支えてくださったお客様をお・も・て・な・し

新たに自分たちで作った短篇作品も上演します!

皆様、万障お繰り合わせの上、ぜひぜひお越しください!

 

劇団ハーベスト大収穫祭

日程:2019年10月26日(土)、27日(日)

[開演時間]

10/26(土)18時

10/27(日)13時 17時

※受付開始は開演の45分前、開場は開演の30分前になります。

 

会場:アトリエファンファーレ高円寺 http://atelier-fanfare.jp/koenji/access/

出演:加藤梨里香高橋紗良望月瑠菜川畑光瑠篠崎新菜宮武佳央、葛岡有

 

PRODUCE101 JAPAN チッケム動画の再生回数を比較してみた(9月16日修正)

前回記事に引き続き、もうこれはアーカイブ的な感じでやってみます。

nanjamon2.hatenadiary.jp

全て2019年9月10日20時現在の数字です。そして書いてるうちにカウント抜けがあって人によって20分~45分のラグが出てきたので、あくまで参考記録、ということで。

今回も22位までカウントしましたが、タイムラグとかの関係で、とりあえず再生回数2万回越えてる人を集めてます、どうぞ!

続きを読む

PRODUCE101JAPAN 自己紹介動画の再生数を比較してみた

 やー、始まりましたね、PRODUCE101 JAPAN。男子アイドルを選抜ということで、個人的には少し注目度が低かったのですが(PD101s2とPDXは見てない)、自己紹介動画が上がってきたらなんかちょっとテンション上がってきました!

というわけで、PRODUCE48の時にもやった「YOUTUBEの自己紹介動画の再生回数で比較、やってみたいと思います。

今回は一気に上がったので、2019年9月5日20時現在の再生回数で比較してみました。参考記録として、4日の17時ごろにざっくり調べた数字も付記しておきますね。

ではいってみましょう、どうぞ!選抜メンバー数×2の22位まで!

続きを読む
忍者TOOLS
点取り占いブログパーツ