ごく私的なIZ*ONE 1stコンサートツアー EYES ON ME SSA公演レポート

ごくごく個人的な前置き なぜIZ*ONEのコンサートに足を運んだか

どこから始めましょうかね?IZ*ONEの1stコンサートツアー、最終日のSSA行ってきたんですよ。 

幕張公演をうっかり逃してしまって、今度こそ見たくて、チケットのためにファンクラブも入って、すごい楽しみにしてて、発券したらかなりの天井席で、結構へこんで…。

いや、子どもが小っちゃいので、あんまり遅くまで出かけてると嫁さんの負担がめちゃめちゃデカくなるので、あんまり夜のライブとか行かないようにしてるんですよ。

そういう中で、本当に久しぶりのライブ、しかもお客さんとして行くっていう。これ自体が相当久しぶりのことだと思います。2012年のPerfumeJPNツアー、仙台公演より後にあったかな…。

2012年ぐらいからライターが本格始動して、基本的によほどのことがないと、客としてライブに行くのはやめようって、なんとなく何年も思っていたんです。なんというか書き手としてのプライドというか…。

取材として入って、プロとして見よう!いちファンではない立場に立って、冷静に見ようって思ってたんです、実は。まぁ好きなものはすごく好きに書いてましたがw

でも、媒体のターゲットが変わったこととか、力不足で新しいライターのお仕事が一時期よりも舞い込んでこなくなったことから、もうこれは、いちファンに戻れってことなんだな、と。

原点回帰という感じで、演劇とか、撮影会とか、以前のように、いちファンとして行くようになったんです、この数か月ぐらい。その流れで、IZ*ONEのSSA公演のチケットも取った、ということなんですよ。

本当に個人的な思いで申し訳ないんですが、ライターとしてインタビューまで担当させていただいたIZ*ONEを、いちファンとして見に行くっていうのは、自分としてはなんというか、すごく気合のいることだったりしたわけです。まぁ、よくよく考えると、くだらない気合ですけどねw

実はSSAに行くのは初めてで、快速に乗ってしまったかなんかで、さいたま新都心になかなかたどりつけなかったり、シートについてからも席番号を間違えてご迷惑をおかけしたり、いろいろとバタバタして、やっとたどり着いた…というコンサートでした。

ここからが本題 IZ*ONEは既成概念をフルスイングで破壊してくれる

客層も、かなり若かった。もっと同年代以上の人がいるかなーと思ったら、10代20代がほとんど、という感じ。しかも、男子が結構いるんですよね。男性はベテランばっかりだったソシの頃とはかなり違う感じ。もちろん48G出身のメンバーがいるから、というのはあると思いますが、それにしても若い男子がアツい熱量で見てた。

そんな会場の中、自分がずーっと考えていたのは、IZ*ONEは、本当に歴史的な意味のあるグループだなってことでした。

日韓が政治的に揉めに揉めて、自分は見てないけどテレビとかでずーっとそういうの放送してたらしいじゃないですか。韓国からの観光客が激減して青息吐息の観光地とかもある。日本からの韓国便が大安売りになったりしてるようですし。

でも、SSAでは、当たり前のようにIZ*ONEは韓国語でも日本語でも歌い、そしてWIZ*ONEはIZ*ONEを丸ごと愛してるし、IZ*ONEはWIZ*ONEを信頼してる。これ、すげえなーって思ったんですよ。

ソシカラの日本デビュー以前は、韓国の女子アイドルは日本では本当にマニアックな存在だったと思うし、ソシカラブームがひと段落のタイミングで一時期日韓でもめたときは、本当にピタっと韓国の女子グループが日本のテレビに出なくなった。

でも、IZ*ONEはどんなに日韓関係が悪化してる、とか言われても、出てるんですよね。韓国人メンバーが当たり前のように日本の懐メロを歌ってくれたりしてる。そういう姿を見て、新しくファンになった人もいるでしょう。

若い男の子が、韓国の女子アイドルに、心から「カワイイ―!!!」「がんばれー!!!」って声援を送ってるんですよ。これまで男子って保守的で、日本人至上思考が強い傾向があったと思うんですけど、なんていうか全然違うわっていうか…。もちろんそういう男子もまだまだいっぱいいるとは思いますけどね。

なんか、政治的な壁とか、状況とか、根強く残っていた差別意識、優越感とか、もうともかくそういうものを、IZ*ONEって滅茶苦茶に破壊してくれてる気がするんです。そこが痛快で仕方ない。

だってあのステージに立つ12人は、すごく魅力的だし、歌もダンスもしっかり魅せてくれるし、みんなそれぞれに、一人のステキなアイドルなんです。当たり前だけど、それを思いっきりフルスイングで脳髄にブチかましてくれるのがIZ*ONEなんです。

IZ*ONEの魅力は、研ぎ澄まされたアイドルであり、一人の人であること

これを掘り下げていくと、IZ*ONEの楽曲の良さ、その楽曲をしっかり聴かせる構成がよかったことなど、いろいろあるわけですが、何しろIZ*ONEの魅力がすごい、というのもあると思うんです。

そして、人が何を魅力に思うかっていうと、外見、スキル、ふるまい、そういうのだけじゃない。それぞれのアイドルに、それぞれの人らしさを見つけて、そこに自分との共通点や、思い入れを見出すからじゃないか?って思うわけです。

最後の挨拶、30分ぐらいやってたじゃないですか。12人のメンバーが2分ずつくらい話したらそうなっちゃうんですけど、でも、あれ、良かったですよね。

家族への思い、メンバーへの思い、ファンへの思い、先輩や親友への思い、それぞれがしっかり語ってくれた。最後のユジンが、笑顔で終わったのも、すごくよかった。

あれをしっかり聞いたら「韓国人だから○○」「日本人だから○○」みたいな、くっだらないステレオタイプで判断しなくなると思うんですよ。ステレオタイプ判断する人は、まぁ聞かないとは思いますがw

それぞれの人が、魅力的なアイドルであることと同時に、本当に人間として、それぞれの個性を持って魅力的なんです。そこがIZ*ONEの強さだと思う。

だって、PRODUCE48を通して、ずっとその人間性が描かれてきたわけですから。キャラクターと自己アピールとファンへの感謝が問われる48Gの文脈も受け継がれているわけですから。

本当に、IZ*ONEは、見ごたえのあるグループだと思いました。ああ、いいコンサートだった!

細かいセトリとか、あいさつの内容とか、まぁもういいですよね、他のところにも書いてあると思うんで!

ただちょっと書いておくと、PRODUCE48の名曲たちをめちゃめちゃ大事にしてる=自分たちの出自を大事にしてることと、Highlight→La Vie en Rose→Rumorのコンボはキラーでした。

そういうこと言いだすと、ayayayaをフルメンバーでやったらどうなるんだ?とか、次の韓国カムバ時には音源化されるのか?とか、いろいろあるんですけど、もうキリがない!

ともかく、あと1年半とちょっと。IZ*ONEという、キラキラとした奇跡の宝石をまだまだ見続けたいと思いました!以上レポッス!

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