Kep1er 日本ツアー2023 代々木第一体育館初日レポ&雑感

や、行ってきたんです。Kep1erのツアー初日、代々木第一体育館。で、すごく、ものすごくよかった。

もう調べればセトリとかいろいろ出てるとは思うんですけど、あえてほとんどどの曲やったかには触れずに進めます(文章を読んで推測すればわかるかもだけど)。

なので、これは有用な情報ではなく、本当に、一個人の感想ブログという感じになります。

苦境にあると思われたKep1er しかしツアーの幕が上がると…。

ずっとKep1erについては書きたかったというか、書いてたけど公開できていなかったんですよ。

特に、Kep1erの「Happy Ending」についてとか、いろいろと書いてたけど、決め手に欠けてる気がして、ずっと下書きに入れたまんまになっていたんです。

や、今のKep1erは、やっぱりいろいろと苦境にあるのでは…っていう思いが強かったんです。IVEとダダかぶりになったりして、「Giddy」でも1位獲得ならずだったし。

もう、これで代々木第一埋まってなかったらどうしよう…なんかずっとチケット売ってるし…とか心配しながら向かったんですよ。

そしたら、原宿駅からの人がすごい。その中でもかなりの数が代々木第一体育館に向かってる。歩道橋の行列がすごい。そして、会場に入るまでの時間が長い。

や、これ、相当入ってるんですよ。自分の中では代々木第一ってPerfumeが大きくなってった時期と、あとはやっぱりソシの日本公演のイメージなんですけど、同等以上に混みまくってる。

あの、チケット代12000円ですよ。学生さんとか、若い人がおいそれと出せる額ではないと思うんですが、本当にたくさんの若い人が代々木第一を埋め尽くしている。

客層は、女子がマジョリティなんだけど、20代ぐらいの男の子もちゃんと見に来てて、ちょっと感慨深かったです。なんか、なんか本当にアイドルなんだなって言いますかね…。

韓国のガールズグループのライブが、いろんな層に本当に浸透してるんだなぁ、普通にいろんな選択肢の一つなんだなぁ、という感慨でした。

結局、自分は相当上の方の席で、ちょこちょこと空き席があったけど、9割5分以上は埋まってたと思う。トータルでだいたい1万人ぐらいは入ってたんじゃないでしょうか。

グッズも相当持ってる方多かったですし、かなりファン層の地盤が固い感じだと思います。これ、このグループのものすごい強みだと思いました。

Kep1erの大音量ダンストラックが大会場に響き渡る!しかも声出しアリ!

セトリは書かないんですが、これずっとKep1erの事を見てる人にとっては、かなり嬉しいセトリだと思います。めちゃめちゃ好きだけどやらないと思ってた曲やったんで、マジビビりましたもん。その時は思わずいろいろ思い出して泣けてしまった…。自分がKep1erが好きな理由の一つが、やっぱり楽曲だと思いました。

そして、その楽曲を1万人規模の大会場で、低音ドッスンドッスンいう中で、しかも声出しOKで、大歓声の中に飲まれながら楽しめるわけです。ああ、キックで空気が震える感じってこんなだったよな…ってなるんです。

あとは、結構ガッツリとダンスブレイクみたいなの入る曲が多いんですけど、動画とかよりも、これはやっぱりオオバコで楽しいです。

いや、大会場のライブ、自分は4年ぶりとかなんですよ。IZ*ONEのさいたまスーパーアリーナ以来だと思う。

もうね、コロナ禍で忘れていた楽しさに、グワーンと頭を殴られるというか、当たり前に思ってたものがこんなに楽しかったんだ!みたいな。

Kep1erライブの醍醐味は、キャラが溢れるMCとファンに注がれる愛情

楽曲はもちろんのこと、ライブで楽しいのは、その場その場のMCでどんなこと話すか、みたいなところありますよね。思い出させてくれました。

やー、面白かった。特に、イェソとチェヒョンがものすごい面白かった。二人とも日本語かなりうまいんですが、イェソは手堅く、当意即妙にその場にあった発言で笑いを取っていく&可愛らしいんでどうしても微笑んじゃう、という感じ。

で、チェヒョンなんですよ。この人、ファンサービスが素晴らしいとか、なんというか内面がかなり魅力のある人っていうことは知ってたんですけど、MC面白いんだよ!ちょっと低めの声で、なんかズバズバ言いながらも愛嬌があるという…。

前からちょいちょい書いてるけど、人間としての魅力のベクトルがウンビちゃんっぽいです。スキルフル、人格者、天然、豪快、全て兼ね備えてる、みたいの。この子は、ともかくモテるわ…と感心いたしました。

あとはシャオさんの日本語がね、可愛いです。中国語話者のシャオさんなんで、第二言語である韓国語はともかく、日本語なんてホント難しいと思うんだよ。でもがんばる!ちょっと語尾とかあやふやなんだけど、そこもかわいい!マジでとろけました。

あとは日本人二人のねー、キャラの正反対感!ヒカルって基本的に飛び道具じゃないですか。そして時々、なんかズバッと鋭いことを言う、みたいな。キャラの味が出まくりでした。

マシロは本当に安定感があるし真面目でよく出来ている!イェソが場を和ませる役割だとすると、マシロはうまいこと水を運んでいく感じですかね。こういう人いるとありがたいよなー。サブリーダーですしね。

リーダーのチェユジンも基本的に場を進行する感じなんだけど、なんか結局ゆるくなるというか、あは、どうしよう!みたいになって、結局マシロが進行する、みたいな展開が結構あった気がします。

ヨンウンはMCでは手堅いんですよね。ほっとんど日本語でやってた気がする。韓国語で通訳入ったのかなり少なかったはずです。で、MCでは手堅いんだけどステージで躍動したり、なんかファンサしたりしてる。これもキャラが出てたなー。

ヒエとキムダは韓国語多かった?ヒエが言ってたけど、自分の気持ちをちゃんと表現したいというのもあるから、それもそれで一つだと思うんですよね。その話をする時とかに、ヒエが「グェッホ!」ってなっててみんなでヒエ大丈夫?!ってなった瞬間あったかかったな…。あと、ほんとキムダはどんどん韓国語ぶっこんでくるので通訳さんの反射神経が問われていた気がしますw

なんかねー、見てて箱推しに転んで行ってしまうんだよな…。ガルプラでヨンウンから始まり、ケンチャナセルでシャオさんも仲間感が出て、Kep1erとして活動する中で変わっていくヒエに注目し…という流れでしたが、もうほんと9人とも、それぞれにそれぞれの良さが見えてきた。

さらに、その9人(と運営スタッフ)が、ともかくファンを喜ばせようという気持ちをヒシヒシと感じます。ファンなら大納得のセトリもそうだし、ライブ中にいろいろとあったサプライズもそうだし。めちゃめちゃファンとの心理的な距離が近いと思う。

初の単独日本ツアー初日を終えて感じる、Kep1erの美点

ああ、そこなんだな。このグループの一番の武器は、ファンとの距離が近いこと、ファンのことを本当に心から、心の底から必要としていること。それが一番の武器というか、美点だと思います。

黙ってても浮動票が集まるような状況じゃない。流行ってるからっていっちょかみが群がってくるような状況じゃない。残り1年の活動期間も、決して安泰なわけではない。

もしもファンの一人一人がいなくなったいったら、このグループは存在できないんです。どんなグループだってそうかもしれないけど、Kep1erがファンに存在を託している部分は、本当に大きいと思う。

ファンとの関係の近さは、新規ファンを増やすうえでは障壁になるかしれないし、アンチからの攻撃を受けやすい部分かもしれない。でも、なんていうか、それぞれのファンが「自分がついてる!」と思って応援して、それをメンバーや運営もわかっているというのは、やっぱり美点だと思ったなぁ。

さらに言えば、それは、あまり語られない姉妹関係にあるIZ*ONEとの、隠れた共通点かもしれない。2グループはキャラクターが全然違うし、置かれた状況や経緯も全然違うんだけど、愛してくれるファンがいなければ存在が出来ない、ということを強く自覚している、そしてそれを表明している、という点では、結構近しいものがあると思います。

IZ*ONEは、成立の過程自体(PD48のことです)が虚偽だったことがわかって、解散論まで出ました。IZ*ONE解散すべしみたいな人たちが、本当にいっぱいいたんです。でも、IZ*ONEを応援するファンがいるから、そのファンの存在もあって、途中解散を免れたわけです。

Kep1erは成立の過程に不当がないようにはしたけれど、その過程(ガルプラのことです)自体がいろいろな問題を孕んでいたり、反発を招いたり、活動中の施策も決してうまく行っているとは言い難い。でも、堅いファン層は間違いなくあって、その存在が、グループを生かしている。

Kep1erの活動予定はあと約1年。

Kep1erの活動予定期間は、あと1年ぐらいになりました。や、早いですね…。Queendom Puzzleに駆り出される?!と心配したりしてましたが、今のところは噂になっていない。まぁMnetのことなんで、何をやるかわからないですが、このグループが浮動票を集めるタイプじゃなくて、岩盤票で生き延びるタイプであることをぜひ活かしてほしいものです。

個人的には、日本での活動曲が、なんというかパンチが足りない感じがしているので、ここはかなりリソースを割いてほしいところです。今回は3都市の日本ツアーですが、次の日本ツアーは北海道・東北・九州とかも回ってほしいです。もっと、もっとファンの近くにKep1erを感じさせること、それが新しい展開につながるのではないか、そんな思いでおります。

とにもかくにも、5月20日代々木第一体育館、本当に楽しかったです。これからのツアーに参加される方、ぜひぜひ楽しんでください!あなたがKep1erのことを好きでいればいるほど、ツアーは楽しめると思います!

追記 Keplerストーリーに底流してるのはコロナ禍からの再生かもしれない

最初に書き忘れてたので最後にちょっとだけ追記しておきます。

今回のセトリの中に、ガルプラの曲が入ってて、そしたら、コロナ禍でライブが出来ないっていう時期の記憶がウワーっと戻ってきたんですよ。つい最近のことですが。

最初のガルプラのファンミが、ファンが車の中にいて観覧するっていうスタイルだったじゃないですか。あんなのなかなかないと思うんですが、ずーっと距離を取ることが求められてきた。

Kep1erがファンとの密接な距離をこれだけ求めてるのも、やっぱり最初に隔てられていたのもあるかもしれないな、と思います。

で、今回のツアーでは、ファンのすぐ近くまで行ってハイタッチまでしてる。1万人が集まって声出し応援も出来る。もう、本当に2年間で状況が変わってきている。

そもそも、デビュー曲のWADADAでスタッフの人がコロナ陽性出てデビュー延期、ってこともありました。メンバーのコロナ陽性もちょくちょくありました。

そこから、徐々に徐々に、コロナ禍からこれまでの日常を取り戻している。

Kep1erがファンとの密接な距離をこれだけ求めてるのも、やっぱり最初に隔てられていたのもあるかもしれないな、と思います。

IZ*ONEが、活動の終盤をコロナ禍対策で対面ライブできなくなっていたのと、なんというか好対照というか、それぞれの運命の違いを感じております。

Kep1erにもいろいろなストーリーが流れていますが、その一つは、コロナ禍からの再生っていうのがあるんじゃないかなぁ、とライブを見ながらずっと思っておりました。

うう、全通したい…。コレ多分毎回面白いよ!ホント絶対MC笑うもん!行ける方ホント楽しんで!!

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