一応一段落しました、AIEA2009ですが、皆様楽しんでいただけたでしょうか
まだこのネタ引きずるんかい！という声も聞こえてくる気もしますけれども
全部をあわせたデータを持ってるのは鈴木だけですからね 有効活用しないと！
ってんで、ちょこちょこと事後にも分析したいなあ、と思っているのです
というわけで、今回は、投票者の皆さんにとって、一番思い入れがあるであろう
1位投票になった曲を、ちょっと分類しながらご紹介して、考えてみたいと思います
あと、記事中でもポッドキャストでもご紹介できなかったコメントも貼っていきます！
ちなみに、こんな感じで載せております
アイドル名 / 曲名 （投票者
日本メジャー
AKB48 / RIVER (nekotomato
AKB48 / 大声ダイヤモンド (とり
Perfume / チョコレイト・ディスコ (river
Saori@destiny / WOW WAR TECHNO (mkt401
w-inds. / New World (miko
南波志帆 / プールの青は嘘の青 (mariotown
日本インディーズ
amU / LiNK U (moteci
amU / U&Me The カラフル メリーゴーランド ハッピーエンド！ (automan
今年一番の衝撃。以前から推していたamUですが、今年もライブで披露する新曲がことごとく良曲で期待も高まっていましたところ、年末リリースのアルバムでさらに突き抜けました。もうなんというかアルバムも全曲捨てられないんですが、にしてもアルバムをラストを飾る、そしてリリースパーティーで最後に披露したこの曲が、なにをかいわんやドラマティック海峡なわけですよ。アナログレコードに針を落とす音から幕を開け、魔法の言葉めいた謎の外国語風歌詞に木琴などの吹奏楽音色で行進曲風にカワゆく始まったかと思えば、唐突にヒヒーんとか馬がいななくわけで童話な世界観が広がったメルヘンモンドチューンの様相を呈していきます、かと思えばスペーシーなシンセ音とともにヴォイスループがポリリズムを刻みうねうねと時空が歪む！そこを抜けると加速した4つ打ちエレクトロポップが開けるッ！この多幸感たるや！完全インデー体制のamUですがここまでやれるっていうまぁ作曲陣もたいしたリキ量なわけで、こういう音が日本のアイドルシーンから出てくることが素直にうれしいしワクワクとまんね！！なわけです。よって、この1曲を今年の我が1位とします！来年もやらかして欲しいネ！映像はナシ。似た曲もないのでね、ぜひともCD買うよろし。amazonでも買えるでよ。
amUでPVが作られてるのコレしかないので「グレック・クレック」
d-trance / alive (ひーろ
麻亜奈 / 絶対とは誰も言ってくれない (ニコ
日本カフェ
初音ミク(兎祈真白) / ロミオとシンデレラ (オレ
この1位選曲は、企画上がった時点で決めました。
んで、ある意味、AIEAの限界に挑んだ選曲でもあると思うｗ
「ロミオとシンデレラ」はオレの中ではもちろん初音ミクの曲ではなく
兎祈真白の代表曲です。
それ以外に説明が要るだろうか。
歌詞、曲が持つ世界観、それを唄うは愛おしい普通のJK。
オレさんはホントに切なかったんだｗ
韓国 DSP
KARA / Honey (hideki
KARA / Honey (matekoi
KARA / Honey (oolt
KARA / Pretty Girl (snowair
KARA / Wanna (fewpoco
韓国 SMエンタ
SNSD / Gee (きり
SNSD / Gee (adada
SNSD / Gee (412
SNSD / Gee (AIS
SNSD / Gee (n見
SNSD / Gee (鈴木
SNSD / Honey (rizzy
SNSD / Tell me your wish (kimaroki
Tae Yeon(SNSD) / 愛してるというありふれた言葉 (1729
一番年長なのにあどけない顔してたり、それでも考えはしっかりしてたり、身体は小さいのに歌はパワフルだったり、メンバーの中で後方にいても埋もれることのない存在感を持っていたり…テヨンの魅力は単純には言い尽くせません。それでもひと言でいえば、アイドルとして充分な容姿を持ちながらアイドルにとどまらないスケールの大きさを持っていることですかね。彼女がソロになっても成功することは充分に予想できます。一般人気も高いですが、同業者やスタッフに特に好かれているところに本物の匂いがします
歌に関しては、歌唱力がバツグンなのは当然ですが、以前は声がもっと個性的ならいいのに、と思ってました。しかし、最近ではこの声のおかげで何にでも合う…トロットからバラード、ロックまで歌いこなせるのだと言うことに気付きました。それに彼女の声が持つパワーや浸透力は大変なものです。
デビュー以来ずっと向上し続けている表現力も年齢を考えれば信じられないほどで、こうした要素が彼女の歌に深い説得力をもたらしているのだと思います。特に好きなのはチンチンなどで歌うときで、緊張感なく伸びやかな歌を聴かせてくれます。どの曲も自分の歌として消化しているのも素晴らしいと思います
ＪＹＰが「テヨンは語るように歌う」と言いましたが、それには凄く共感しました。まさに、それが彼女の歌の魅力だと思います。希有な歌手です。そうした魅力が一番出ている歌として『愛してるというありふれた言葉』を１位に選びました
この曲は盧武鉉元大統領の葬儀の日にチンチンで歌ったもので、深い悲しみとともに不条理で突然の死に対する無常感が感じられます。
淡々とした歌を淡々と歌っているように聞こえますが、実際にはかなり意識して感情を抑えて歌っています。まるで邦画のような表現で、そこに余計哀切と美を感じます。恨（ハン）がこもっていたのかも知れません
わずか２０歳の女の子が、こういう風に歌えるというのは凄いことです。テヨンはもはやアイドルではなく、アーティストなのだと認識しました
といいつつ、コンサートでの『Hush Hush』のようなパワフルなステージを観ると、こういうテヨンも素晴らしいなぁと思ってしまいます。これからも、枠にはまらない多彩な活躍を期待しています
Super Junior / Sorry,Sorry (鮎
Super Junior - KRY / The One I Love (卯月
東方神起 / MIROTIC (ｋｍ
東方神起 / MIROTIC (yumi-11-18
韓国 YG
2NE1 / FIRE (hiro美
2NE1 / FIRE (shinee
BIG BANG＆2ne1 / Lollipop (mavs41
韓国 その他
T-ara / Apple Is A(Apple Song) (molkian
ユンナ / Broke up today (にゃん☆たん
KARA を押さえての1位はユンナの「今日別れました」です。若干、アイドルソングでいいのか？って気もしますが（笑）年末になって本当に良いアルバム（growing season）をリリースして来ました。昨年と比べても格段に歌が上手くなってる。歌良し、曲良し、MV良し。文句無しの1位です。
台湾
楊丞琳 / 雨愛 (ハニワ
さあ、さあどうですかこのコメントのリキ入り具合！ほんとありがたいことデス
特に熱いコメントがこれまで掲載されてなかったのでこの企画考えたのもあります
1729さんとか、もうこのテンソンでもーっともっと書いて来てくれてますからね
全部掲載したいけどそれだけで賞の発表一回分を超えるからなーとか思いつつ
とりあえずいろいろ編集しつつやらせていただいております！
さてさて、全体の結果と、この1位投票一覧を見ながら、ちょっと考えてみました
- 日本編その１ 日本アイドルの多様性
メジャーとインディーズでだいたい同じくらいの1位投票があるんですね、これ
Saoriは相当グレーゾーンなので、むしろインディー色の強い投票結果と言えるかも
これはこのブログの読者層を表しているとも言えるし、さらに言うならば、ですが
日本ではメジャーアイドルだけではなく、インディーズのアイドルも根強い、と
まあ、ここで、「メジャー」と「インディー」の定義が難しくなるわけですが…
実は、事前に仲間内では「地下アイドル賞」をやろうかな、と話してたんですが
何が「地下」もしくは「インディーズ」なのかを定義しづらいなーと思ったので
普通に楽曲賞にコンセルカマタが入ってきたし、「地下アイドル賞」やめたんです
で、もし「地下アイドル賞」をやるとしたら入ってきたのがamUだったんです
1位投票が2人、5位投票が1人、ということで、結構強い支持がありました
でも、その3人が、全員違う曲を推してたんデスね なので楽曲賞には来なかった
楽曲賞に入ってきたコンセルカマタは、25pt Starmarieの全ポイントです
amUの全ポイントは26ptだったので、Starmarieには合計で勝ってたんですよ
でも、日本の5位、南波志帆が28ptなので、日本5位には入らなかった…と
非常に微妙なラインでここまでご紹介出来なかった、という感じでした
傍から見ると、Starmarieとかとそれほど知名度は変わらないと思うのですが
これだけ強い支持があるっていうのは、日本の多様性を示してるのかな、と
もう一つ言えば、オレタソが挙げてる、初音ミクのロミシンですよね
初音ミクという、現実にはいないキャラクターが挙げられてるのも面白いし
オレタソの元々の意図としては、AKIBA天球っていうコンセプトカフェにいた
兎祈真白って子に対しての投票なんですよ、もうすげーディープな世界でしょ
身の回りのアイヲタの一部がガンガン流入してますが、日本にはカフェがある
ここでいうカフェっていうのは、一番有名な形で言うと「メイド喫茶」でして
ここで女の子にお茶とかお菓子出してもらったり、雑談の相手してもらったり
そしてちょっと歌ったり踊ったりするのを見る こういうのがコンセプトカフェです
地上波TVでいろんなグループが1位を競って激しくバトルしてる韓国とは違って
日本の「アイドル」っていうのはここまで拡大というか、流れてきてるというか…
まあともかく、日本におけるアイドルの多様性ってすごいなーと思うんですよ
国民総アイドル時代の到来と言っても過言ではないかもしれない状況であります
だって真白ちゃんいい子だけどホントに普通の子だものｗ
- 日本編その２ 二つの巨大派閥の不在 AKBとPerfumeの勢いの差
個人的にあまり語れる知識がないですが、ジャニーズとハロプロがいないんですね
これも主催者の知識量というか取り上げ量とかなり関係してるかもしれないですが
同時に、男子におけるジャニーズ、女子におけるハロプロ、二つの巨大派閥については
一度入るとその中で熱く厚く支えていくんですが、外からは薄い、というか
良くも悪くも凝集性が高くて閉鎖感があるんだなあという印象がある
もちろん、こちらから食指を伸ばして、壁を越えていくのも大事だと思うんですが
逆に「壁の外側」に届いてくるような楽曲が届けられることにも期待したいデス
で、2009年のAKBは、この壁を突破するだけの勢いがあったことも確かでしょう
とりさんはグラビアとかが好みの主体だし、nekotomatoさんもAKBオンリーではない
さらにいろんな人が09年のアイドル、ということでAKBを推したわけです
何度か書いてますが、この勢いを2010年のAKBが維持できるのか、ということも
これは非常に注目して行きたいなーと思っております
むしろ、このブログはPerfumeファンという壁の中とも言えると思うんですが
最近ハンドルシーンばっかり取り上げてるからか、それともファン内支持が薄くなったか
Perfumeを1位に推す声は、国外のriverさんからの投票しかありませんでした
やっぱり、09年のPerfumeは、勢いという点で07年や08年に及ばなかったんでしょう
この、ファンの中にも蔓延しだしている閉塞感、みたいなものを打破できるかどうか
もう打破せずにじわじわ降下するのもまた楽しいっていう気もしておりますがｗ
2010年、Perfumeは新譜出すんでしょうかね？うーんここも気になるところデス
- 韓国編その１ JYP勢、特にWonder Girlsの不在
男子アイドルの中で、2PMではなく、SJが推されたのは、ブログの特性というか
ここがある意味ではSMエンタペンの壁の中にあるっていうことかも知れませんが
しかし、それでも、ワンガがほとんど投票来なかったなーっていうのはビックリ
つって自分自身も投票してないですからね ベスト50にも入れ忘れている
やっぱり、新譜を出さないっていうのは、大きなハンデになるんだなあ…
いや、もう、絶対AIEA2008やってたら、楽曲大賞はNobodyだと思うんですよ
MIROTICとかYou go girlの可能性もあるかなあ 絶対にSNSDは取れなかったハズ
楽曲ブロンズ賞にPretty Girlってところだったんじゃないですかねー
09年からK-POPを追い始めた、という人も結構増えてる気がするのですが
本当に08年のワンガってすごかったですからね 年末出ずっぱりだったし
その影で、新譜のリリースがなかったSNSDが影が薄くて薄くてねえ…って感じ
で、こういうのって、特にサイクルの早いハンドルシーンなら起こりやすくて
AIEA2010に、SNSDが全く顔を出さなかったり、ワンガが圧勝しちゃったり
なぜかT-ARAがグランプリ二冠、みたいな展開だって、全然起こりえるわけです
ここらへんも、日本とは結構感じが違うなーっていう印象がありますよね
紅白に、ハロプロ、AKB、ぱふゅのうち、2組は出るだろうなーとか思いますもん
もう韓国は年末特番に誰が出まくってるかとか、全く想像がつかないって感じ
こういう、国ごとの微妙な違いが楽しめるのも、カケモのいいところですね！
- 韓国編その２ DSPはKARAのみ！そしてYG＆Mネ系の2010は？
韓国勢は事務所ごとに分けてみましたが、DSPからはKARAのみでしたね
SS501も最後にリリースしましたが、SJや2PMほどのインパクトはなかった
新人部門にほとんど絡んでこなかったRainbowといい、ちょっとDSPは心配かも
てかAst1解散しちゃったしなあ…曲はかなりいいと思うんですけどね
つって、SMエンタも契約問題とか今度どこで起きるかわかんないですけど
YGは2010年にどうなりますかね？09年は2NE1の大ブレイクが大きかったですが
BBは日本での活動を増やすのか、それともソロだけだった韓国内活動増やすのか
正規リリースをしたら完全にチャートを席捲する二組を擁するYGの動向も注目！
Mネット系も、T-ARA、ダビチ、SeeYaと人気ユニットを抱えてますから
この辺りがさらに熱い投票を受けるようになると、結果も大きく変わるでしょう
なにより、Mネ系＆YGは流通握ってますから あーあとイヒョリもいるんだわ
09年のように、10年も上半期から相当激戦が繰り広げられそうな気配ですね
- その他
まだ、このブログでは日本・韓国以外のアイドルへの票が少ないですねー
ここでちゃんと取り上げられてない、ってこともあるとは思うのですが
まだまだ日本に届くほどの強度を持ってない、とも言えると思うんですよ
個人的には、f(x)とコラボしたりが始まってる中国本土のシーンにも注目
ウズベクとかインドネシアも気になるんだよなー 誰か教えてください！
とりあえずそんなところですかね 日本編を頑張って書きすぎましたがｗ
今後も少しずつ、投票結果の事後分析からいろいろ話す記事も載せていきます！
