K-1ロマネスク

ネット上の意見を見ると私とは逆方向のど真ん中でしたね。
確かに擦れてしまったファンには色々勘繰らざるを得ない、
舞台ではあったでしょう。それはそうなんですけどね。
意地の悪い云い方をするといわゆる、

「星を返してもらった」

状態ですからね。
しかし、そういうブック、ケツ決めとかそういうのなしにしましょう。
ミクロな視点で見ると確かに猪木は出張るし谷川は小芝居するし、
面白い!って意見はちょっとわからないかもしれません。
でも格闘界というマクロに視点を移すとですね、
衰退したとはいえK-1というネームバリュー、
その看板を飾ったアウェーである大会で、
また拉致事件報道で他局が殆ど報道という状態で、
プロレスラーが快勝したというのは喜ばしいことでないでしょうか。
新日本での惨敗と今回の大会を一つのシリーズとみなすと、
シリーズ初め(ドーム)で負け、
終戦(ロマネスク)でリベンジをする。
見事に古きよき昭和プロレスのカタルシスの再現になるわけです。
さらに新日にしてみれば外敵であるK-1勢へ完勝、全勝。
外国人に日本人が全勝、快勝。
昭和新日のプロレスですよ。日本人が金曜八時に見ていたアレです。
自分はどちらかといえば全日四天王時代の人間ですが、
昭和新日の凄さは知っております。あの勢い。
であるからして、今回はいい「プロレスの興行だった」
と昨日書いたわけです。
乗れぬなら乗ってみせよう塩アングル。

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