ファンクとソウルとBUZZとワンガと日韓男子束対決とエレクトロ

すんごい書きたいことがたくさんありすぎるのでまとまらないかもしれない


雲の磁力のid:ooltくんが、BUZZとラバソとファンクミュージックということで
自分の書いたことなど使いながらいろいろ言っていて、ああこれ俺も言わないと、と
そういうことで書き始めているんですけれども


2008-10-28 - 雲の磁力


まずこっちが自分の書いた文章

なんか、やっぱりどっかでファンク回帰みたいな流れってあるよなーって思った
もっと素直なっていうか、ストレートな楽しさとかスペクタクル感の表現ていうか
それが、今起こってるエレクトロな流れと、原点回帰みたいな感じで合流したら
これは非常に面白いことになるんではないかと!やっぱり話がずれてるけど!



そしてこちらがおーるとくんの文章

「ストレートな楽しさとかスペクタクル感の表現」が、たとえばいま「エレクトロ」っていう形で流行してるとして、またもういっぽうのダンスミュージックとしての「ソウル」「ファンク」っていうのも、いまどこかで見直されてたりするのかなぁ。これ合流したら楽しそうだよねって単純に思うのよ。



ちょっと誤解していると思うのでまずここをハッキリしておかないといけないのだけど
ダンスミュージックにおけるジャンルとしての「エレクトロ」の源流は、ファンクだと思う
だから自分は「原点回帰」という言葉を使ったの まったく別物、だったりはしない
で、これは自分が悪いんだけど、「エレクトロな流れ」って言ってるのは
音楽ジャンルとしてのエレクトロがそのまま流行しているわけではなくって
エレクトリックな音楽が流行しているっていう意味で書いてたわけです


狭義のジャンルとしてのエレクトロって、80年代のドラムマシンを多用したヒップホップで
ヒップホップの成り立ちには、ディスコ、ファンク、ソウルが密接に関わっている
ヒップホップの歴史、と、アフリカバンバータについてのウィキペを貼っておく
ヒップホップ音楽の歴史

オールドスクール・ヒップホップは、1970年代前半のニューヨークで、クール・ハークなどのブレイクビートをプレイするDJの出現とともに始まった。オールドスクールの時代は、例えばシュガーヒル・ギャングのように、ディスコミュージック、ソウル、ファンクの音源をしばしばサンプリングした。しかし多くはドラムマシンとブレイクのみでトラックが作られた。



アフリカ・バンバータ

1970年代から「ズール・ネイション」などでのバンド活動を行い、1974年11月12日、ラップ、DJ、ダンス(ブレイクダンス)、グラフィティなどの黒人の創造性文化を総称して「ヒップホップ」と名付けた(この日がヒップホップの誕生日ともされる)。その後、クラフトワークのシングル『ヨーロッパ特急(Trans-Europe Express)』に強い影響を受けて1982年に発表したシングル、『プラネット・ロック(Planet Rock)』により、ヒップホップ、ハウス、テクノの音楽シーンに多大な影響を与えた。


この『プラネット・ロック』は今現在でもオールドスクールクラシックとして愛されている曲である。歌詞に日本語で「1・2・3・4(イチ・ニ・サン・シ)」と数を数えるものがあるが、これはクラフトワークのアルバム『コンピューター・ワールド』(1981年発表)に収録されている曲『ナンバーズ(Numbers)』に全く同様の日本語の表現があり、これに影響を受けたものと推測される



テクノ、エレクトロ、ハウス、ヒップホップ、エレクトロニカなどなど…
音楽のジャンルってなかなか難しいというか、まあ自分でもよくわかってないけども
これについてはすっげー簡単なまとめだけれど、去年の1月に書いている
2007-01-26 - 鈴木妄想なんじゃもん


さっきの文章で、おーるとくんが「エレクトロっていう形で流行」と言ったのは
PerfumeAira Mitsuki、MEGなどなどが人気を博している状況のことだと思うんだ
じゃあこういう音楽はなんなんだ?と言われたら、「テクノポップ」、もしくは
非常に広くとって、「テクノ」でいいんじゃないかと自分は思います


まあ、このあたりも、たとえば石野卓球は「自分たちがやっているのは「テクノ」
「決して「テクノポップ」じゃない」という感じで線を引きたがっているようでして
個人的にはよくわからんつーか首肯しかねるのですが、まあそういう意見もあります


テクノポップ

石野卓球は「日本で受け入れられたテクノは、ほぼ全てが『テクノポップ』なのであって、テクノではなかった」と語っていた[要出典]。



http://natalie.mu/pp/denkigroove/page/5

卓球:テクノじゃなくてあくまでテクノポップがブームってことですからねえ。きっと「テクノがブーム」みたいなこと言ってる人たちってある程度年齢いってる人たちだと思うんだけど。若い子はそういう言い方してないでしょ。若い子たちはそこの違いがはっきりわかってるから。クラブに通ってる子たちに昔のテクノポップを聴かせて「ほら、テクノでしょ?」っておっさんが言ったところでさ、これテクノじゃないじゃん、っていう話になると思うんだけど。


−確かに別物ですよね。


卓球:それこそYMOを青春時代に聴いたウチらみたいな人で、そのあと現代までエレクトロニックミュージックとかを追ってなかった人たちが「テクノがブーム」とか言ってるような気がする。ウチらは電気グルーヴとしてというよりいちリスナーとして、テクノポップというかエレクトロポップ / ニューウェーブの頃からずーっと、アシッドハウスも通って、レイブカルチャーとかもあったりとかして、常にエレクトロニックミュージックと寄り添っていたので、いまさらテクノポップとかフレンチハウスの人とかと一緒に括られるのはなんか違和感がある。あんまり音楽知らない人が裏で糸引いてる感じがしちゃいますね。



つか、この卓球の発言って突っ込みどころ満載な気がする… 誰だよ若い子って…
まあ今回の趣旨から外れてしまうし、先に進んでいきましょう


さて、ここまでで言いたかったことをまとめると、こういうことなんです


今、「テクノな音楽」が人気を博している
この、テクノという非常に幅広い概念を作る源流の一つには、ファンクやソウルがある
そして、このファンクやソウルをベースにもったグループに、自分は注目したいし
いま流行しているテクノな音楽が源流に戻り、ファンクやソウルともう一度邂逅したとき
なかなか自分好みで面白いことが起きるのでは、と期待しているということなのです


で、実は、これに近い現象は、もう韓国でかなり激しく起こっているのだ
80年代末期から90年代初頭にかけて、ヒップハウスと呼ばれるジャンルがあったの
ヒップホップとハウスは、ジャンルとして、シーンとして成立する状況は違えども
双方ともファンクやソウルが源流にあることは間違いなくて
ヒップハウスっていうのは、なんつーか、ヒップホップっぽいハウスというか
ハウスっぽいヒップホップというか、そういうミックス状の音楽なんだけど
たとえば、こういう曲はヒップハウスと言っていいのではないかと思います


なぜか再生されないのでリンクで飛んでください
Tyree - Rock The Discotech (1991)


こうした、ヒップホップ感の持つファンク感と四つ打ちダンスミュージックの混合音楽
これを07年に韓国のグループ、Wonder Girlsはアルバムの一曲目に持ってきた
それがこの、I wanna 自分がワンガで好きな曲!聞くとその後1時間は眠れなくなる!


Wonder Girls - I wanna (2008)
YouTube


Fancamなので音質も画質も最悪だけど、7月のファンミの一曲目もこれだったみたい
見ててちょっと鳥肌が立つ 08年のアイドルがヒップハウスでフロアをロック!
クラウドも韓国の若者なんで、合唱とかしちゃって相当あついことになってますコレ
YouTube


そして、これもストリートの映像なので音質がよくなくて非常にもったいないんだけど
BUZZのドリーマーガールも、ハウスよりだけど、ヒップハウスに似たテイスト
このグループが、ダンスミュージックの歴史に寄り添っているのがよくわかる


BUZZ - ドリーマーガール (2008)
BUZZ STREET LIVE "ドリーマーガール" 2008.8.10 - YouTube


この前のライブレポが短かったもんだから、オレさんに「レポ短くて面白かった」
つかもうBUZZどうでもいいんだべ?みたいなニュアンスで言われたんですけどw
まったくもって逆で、韓国のシーンに興味が出てきていろいろ見ていくにつれて
自分としてはBUZZはどんどん面白くなっているというか、語ることが増えている
逆に一回一回のレポとかはそんなもう書けないですけどね、100回近く見てるんで


BUZZが、ファンクミュージックや、ヒップハウス風ポップスやら…
ノーマニ君はレゲエのリズムを取り入れたエレクトロだったり、なんというかな
時期的には70年代以降かな?さまざまなフォーマットのダンスミュージックを取り入れ
これを本気でちゃんとやってるパフォーマンスグループを、アイドルも含めて
自分は国内では他に知らんし、一番近いのは韓国のワンガってことになるかな、と思う


おしむらくは、BUZZも編曲はいいんだけど、少し音圧が足りない気がしている
せっかく縁があるし、KENSHUさんにもっとちゃんと関わってもらえたらいいのに…と
まあKENSHUさんすごい忙しそうなんで、しかたないちゃあ仕方ないんですけれども
asiaで聞いた、ドリーマーのリミクスすごくよかったし、いつかちゃんと聴きたい!
まあ、タイミングがあえばまためぐり合う世界だと思うので焦らず待ちます


いやしかし、もっといろんなクリエーターに関わってくれたらいいのにな 難しいか
いろんな人と関わりあいながら名前を挙げてくのが、やっぱり大事だと思うんですよね
その手法で最近一番成功してるのがAiraだよね 関わった人の人選がよかった
ま、ほんとに、BUZZに関しては焦っても仕方ないから待つしかないな


さて、そのBUZZがレパートリーの中に多く持っている曲のジャンルとして
VAMPとかBUZZ TIMEとかみたいないわゆるR&Bというものがあります…って
ここら辺の曲もYOUTUBEに上がってたら紹介できるのに!すげーかっこいいのに!
…まあ焦っても仕方ないw


で、このR&B、リズムアンドブルースの略称で、そう、ブルースの源流がある
さらにリズムもついてるというので、ダンスミュージックのトラックがついている
これって実は90年代中盤からな気がするけど…そうでもないのかな?
昔のR&Bってメロウな曲調に歌い上げ歌唱っていう感じで、あまり興味持てずにいた


さてさて、このR&Bというジャンルにしても、なかなか韓国の楽曲は面白いと思う
紹介する二つ、有名な男性だしチャートのトップのほうだしで、敬遠しがちだけど
ただ無心にトラック聴いてみると、なかなかいい音を鳴らしてるのがわかると思う


まずはMVが映画版デビルマンみたいなことになってるRainのRainism
なんかマイケルジャクソンの影響も感じます 韓国で今結構マイケル再評価きてる?


Rain - Rainism (2008)
YouTube


そして東方の新曲もスタジアム感のあるR&Bという感じで実はかなりかっこよい
派手派手なシンセとピュンピュン音が面白いし、こっちのMVはなんかメガテンぽくね?


東方神起 - MIROTIC(2008)
YouTube


前も書いたけど、02年あたりは日本のチャートもダンスミュージックが多かった
と言っても、まだまだ需要はあってくれるみたいで、ありがたいことですが
韓国側も男子で攻めたんで、日本勢も男子で応戦してみましょう


まずはCHEMISTRYのLife Goes On いわゆる流行のエレクトリックハウススタイル
食傷気味と言う人もいるかもだけど、個人的にはやっぱり電子音とビートには反応!


CHEMISTRY - Life Goes On(2008)
YouTube


ケミが頑張ってるのに、日本男子R&Bのもう一方の雄、EXILEどうしてんじゃ!
退屈なバラードやってんの?と思ったら、結構オモロな和風R&Bトラックでした


これもなぜか再生されないのでリンクで飛んで
EXILE - Eastern Boyz 'N Eastern Girlz(2008)
 

と、四つほど挙げてきましたが、やっぱり最後に自分はSHINeeを推したい!またか!
いや、このSHINee Worldは、ホント目の覚めるようなトラックで攻めて来てますよ
公式MVがないのでファンが勝手に編集したの貼っておきます 音量大きすぎ注意です


SHINee - SHINee World(2008)
YouTube


こうして見ると、自分がBUZZに心から期待と思い込みを寄せているのも
韓国のシーンが面白くてしょうがない!と感じてるのも、全く偶然でも適当でもなく
ファンクとか、エレクトロとか、テクノとか、ハウスとか…そういう音楽
そうした音楽が好きでたどりついているな、と、そう再確認が出来て面白かった
って俺が一人で面白がってるだけじゃねーか!だからブクマとかされねーんだよ!


では最後は去年の3月に男版BUZZとしてあげたこのファンク団体をどうぞ
って、やっぱBUZZに似てるんだがw
Village People - YMCA OFFICIAL Music Video 1978 - YouTube
2007-03-05 - 鈴木妄想なんじゃもん


あ、追加で、しつこいけどもっかい2PMの市長マッチョな市長(ハガー的な意味で
このオールドスクール版はほんとやばいって!まだ見てない人是非見て!


2PM - 10 out of 10[old school ver.](2008)
2PM "10 out of 10(10점 만점에 10점) (Old School ver.)" M/V B-side ver.#2 - YouTube


いや、だってさ、日本で言えばZEN-LA-ROCKあたりと世界観似てるんダヨ?!
それがいまをときめくアイドルレーベルから出ちゃうオモチロさ!!!


ZEN-LA-ROCK - FUNK JUICE / SPACE MCEE'Z(2007)
ZEN-LA-ROCK FUNK JUICE / SPACE MCEE'Z - YouTube


てゆか1年以上経ってまだアルバム買ってないんで買います 話ズレズレ


<追記>
てゆかすげー長い時間かけて書いたのに文章の整形にも時間かかったせよー!!!!
完成途中で読んだ人ほんとすいません><


<さらに追記>
重たい重たい言われるのでYOUTUBEを全部リンク先にした どうですかね

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