2019年に振り返る!怒涛の2009年韓国ガールズシーン

もう完全にタイミングを逸した感がありますが、ずーっと下書きのところにあるので更新してしまいましょうw

シヒョン&イロン擁するエヴァグロが、年代ごとのカバーダンスをしてるんですが、その中で2006年~2010年代、6曲中5曲が2009年リリースの曲なんですよ。


[EVERGLOW] 걸그룹 연도별 안무 2010~2006

自分がAIEAを始めたのも、やっぱり2009年の韓国ガールズ・グループ・シーンが、これもうめちゃめちゃ面白かったからで、その頃の楽曲って、10年経っても色あせてないものが多いんです。

ただ記憶に頼るだけだと不確かなので、ウィキペやらいろいろ調べてちゃんと時系列で2009年を振り返ってみる、というのをやりたいと思います。リリース日がよく分からなかったものはリリース月のところにありますので!

いきなり歴史的名曲がリリース!1月~3月

1月1日 少女時代/Gee Teaser公開


SNSD Teaser Gee 

1月8日 少女時代/Gee


Girls' Generation 소녀시대 'Gee' MV

1月15日 After School/Ah(デビュー曲)


After School(애프터스쿨) - Ah (MV)

個人的に2009年の1月は一生忘れることが出来ないと思います。少女時代のGeeが年の頭にリリースされるまでのワクワク感というか、この子たち、やっと新曲をリリースできるんだ!っていう、なんというか達成感というか…。

この時期を語るためには、2008年の状況を語っておかないといけないんですよね。2008年は、Wonder Girlsの天下と言っていい状態。2007年の『Tell Me』に続いて、2008年に『So Hot』と『Nobody』をリリース、年末の賞レースを総なめにしました。

一方、ライバルの少女時代は2008年にリパッケージで『Baby Baby』をリリース、しかし同時に「(男子アイドルの)先輩に対しての言葉遣いがなっていない!」と女子ファンの反感を買い、2008年6月のDream Concertでは少女時代のパフォーマンス中に観客がペンライトを消して黙るという「10分間沈黙事件」が勃発。

さらに2008年9月にリリース予定だった『Dancing Queen』はMVまで撮影したものの急きょお蔵入り、と、少女時代の逆風が吹きまくる1年でした。年末の賞レースに登場したのはテヨンのソロで、今聴いてもこの時期の『聴こえますか』なんて泣けてしまうんですよ…。

グループの存続すら危ぶまれるような状況の中、9か月ぶりにリリースされた新曲『Gee』が大ヒット。前人未踏、空前絶後のミュージックバンク9週連続1位という偉業を成し遂げます。

これと同時期に起きていたのが、新たなグループの胎動。その中でも一番動きが早かったのは、PledisのAfterSchoolでした。まだ海の物とも山の物ともわからない新人で、ここからメンバー出たり入ったりいろいろありましたね。そしてデビュー曲からBraveSoundなのだなー。

2月14日 KARA/Honey


KARA - Honey M/V

2月にリリースされた楽曲で触れておかなければならないのが、KARAの『Honey』でしょう。FinKLを生み出したDSPからデビューしながら、同期のWonder Girls、少女時代の後塵を拝していた感のあったKARAですが、2008年にメンバーチェンジしてリリースした『Rock U』から徐々に人気が上昇。年末には『Pretty Girl』をリリース、音楽番組でクハラが足を滑らせたシーンが映されて逆に大きな話題になります。

そしてリパッケージの『Honey』でグループ初となる1位を獲得。『Gee』による大旋風と同時期の出来事だったので、2008年の「Wonder Girls一強」時代から、2009年は「ガールズ・グループ群雄割拠の時代」に移り変わったことを感じさせました。

やー、このペースで書いてたらいつまでたっても書き終わらんなこの記事w

3月 Davichi/8282


[MV] Davichi(다비치) _ 8282

3月27日 Big Bang&2NE1 /Lollipop


BIGBANG & 2NE1 - LOLLIPOP M/V

3月 Wonder Girls コンサートツアー開始(タイ、アメリカ、韓国)

Davichiは息が長いですねー。2008年にリリースした『愛と戦争』 がヒット、続いて2009年の『8282』(パリパリ)も結構ヒットしたんですよね。MVが、たまに韓国にある本人出てこないドラマ系で、最後まで見て「あー」ってなるっていう。この記事書くために久しぶりに見て「あー」ってなりました。種明かしっつか続編の全編もあるけど、ダイジェストでもほぼわかりますw

で、さらに2NE1がプレデビューでBig BangとCMソングやってるんですよね。ここで「なんじゃこいつら!」ってなるわけです。今見ても/聴いてもインパクトでかいので10年前はもっとでした。ともかくカラフルで奇矯に見えるけど実力派っていう。

楽曲ではないですが、2009年はWonder Girlsが当時のガールズ・グループとしては異例のコンサートツアーを開始します。2008年に韓国を制したので、2009年はともかく海外での活動が多かったんですね。ワンガが海外に向けての活動をせずに韓国内の活動をしていたら、2009年の景色はもうちょっと違っていたと思います。

2009年のガールズ・グループ大爆発は、Wonder Girlsの大いなる不在がもたらした、と言っても過言ではないでしょう。

2NE1デビューに、ソシのカムバでお祭り状態!4月~6月

4月9日 AfterSchool/DIVA


[MV/HD 1080p] AfterSchool (애프터스쿨) - DIVA (디바)

4月リリースの曲、他にあったらすみません!アフスクが2曲目を出してて、ここでユイが入ったことで注目度が上がってきた気がします。今でもちょっとずつメンバーチェンジを行うグループありますが、この時期もそうですね。あとこの時期の「勇敢な兄弟」イケイケで、グループじゃないけどソンダムビの『Saturday Night』が3月リリースですって。

5月6日 2NE1/Fire(デビュー曲)


2NE1 - FIRE (Space Ver.) M/V


2NE1 - FIRE (Street Ver.) M/V

5月6日 See Ya & Davichi &ジヨン(T-ARA)/ Women's Generation


See Ya & Davichi & Ji-yeon - Women's Generation, 씨야, 다비치, 지연 - 여성시대, Music Co

そしていよいよ5月は2NE1のデビュー。これは完全にビビったっていうか、1曲に2パターンのMVを用意してきてそのどっちもめっちゃ凝ってる、という状況がよく分かんないっていうかお米かかりすぎ!と思うんですけど、それだけの価値があるグループってのはすごく伝わる。

個人的に今のガールクラッシュと呼ばれるスタイルは、どのグループでも、悪くないけど、2NE1ほどじゃないんだよなーって思ってしまうんですよね。カッコよさと圧でおっさんズクラッシュしてくれる稀有な存在だと思います。

で、同時期にSeeYaとDavichi、そしてT-ARAのジヨンがコラボ曲をリリースします。コラボの感じが今よりも垢ぬけないっていうか、どうしてもトロット感があるのが味わい深いですね。

6月15日 4MINUTE/HOT ISSUE(デビュー曲)


4 Minute - Hot Issue

6月19日 少女時代/Genie Teaser


Girls' Generation 소녀시대 '소원을 말해봐 (Genie)' Teaser

6月22日 少女時代/Genie


Girls' Generation 소녀시대 '소원을 말해봐 (Genie)' MV

6月 Wonder Girls ジョナスブラザーズ ライブ出演

さぁ6月だ。ここまででまだ上半期だわ。2NE1に続いて、元Wonder Girlsのヒョナを擁する4MINUTEがデビュー。不在のワンガがまたもや存在感を見せます。さらに言えば、アフスクのPledisにポミニのCUBEと、SMエンタ、JYPそれぞれに在籍したスタッフが設立した会社が、新グループを同年にデビューさせているというのも、ここから新しい時代が始まったんだなーって感じがします。

とか言っているうちに少女時代がカムバック。今度は海外の作曲家を迎えてのダンストラック、カッチリした軍服のイメージに、夢の美少女たちが誘惑するMVということでヒットしないわけがない。てかヒップホップっぽいティーザと、ハウスっぽいMVのイントロ、今聴いてもめちゃめちゃカッコよくないですか?

そして最後に触れておきたいのがワンガの北米活動。ロックバンド、ジョナスブラザーズのライブに出演してツアーを回っていました。この頃の、「韓国でトップをとってもアメリカではドサ回り」みたいな感覚、BTSを経た2019年ではありえないかもなー。

名曲しかリリースされない夏が来た!7月~8月

7月 2NE1/I DON'T CARE


2NE1 - I DON'T CARE M/V

7月20日 Brown Eyed Girls/Abracadabra


Brown Eyed Girls 'Abracadabra'


Brown Eyed Girls - Abracadabra(remix), 브라운 아이드 걸스 - 아브라카다브라(리믹스

7月27日 T-ARA/嘘(デビュー曲)


[MV] T-ARA(티아라) _ Lie(거짓말) (Part.1)

7月29日 T-ARA&超新星TTL


T-ara & Supernova(티아라 & 초신성) _ TTL (TIME TO LOVE) MV

7月30日 KARA/Wanna


KARA - Wanna

Mister


【TVPP】KARA - Mister, 카라 - 미스터 @ Show Music Core Live

8月28日 4MINUTE/Muzik


4 Minute - Muzik

8月30日 Jewerly/Vari2ty


Jewelry - Vari2ty, 쥬얼리 - 버라이어티, Music Core 20090829

2009年の7月、おかしくないですか?2NE1 /I Don't CareにBEG/Abracadabraに、KARA/Misterが全部リリースされているという。これ全部10年後も有名な曲ですよ。何が起こってたんだろう…。

2NE1はデビュー曲『Fire』の印象冷めやらぬ状態でカムバック、さらにBEGは2008年にメランコリックな『L.O.V.E.』をヒットさせたイメージから一転させて、めちゃめちゃ尖ったファッションとダンストラックに振り付けで登場、これはもう衝撃でした。

ファッションは尖ってるんだけど、2NE1に比べてシックというか、抑制が効いていて、そこが10年後も古びない印象に繋がってる。この後に来るセクシー系全盛につながるような振り付けがあったり、楽曲的にも耳に残る中毒性と、爽快感のある展開を両立させていて、まぁもう本当に名曲中の名曲ですね。

あとBEGがこの時リリースした『Sound-G』というアルバムはリミックスが満載で、その中でもFractal Traxの手によるものは基本的に良いので、テレビでパフォーマンスしてるのもあったから貼っておきました。Fractal TraxがJewerlyのVari2tyをリミックスしたやつもめちゃくちゃいいです。

で、KARAだ。最初は『Wanna』が活動曲だったんだけど、同時活動曲に選ばれた『Mister』がキャッチーで、こっちがどんどん代表曲になるという。BEGの小生意気ダンスもKARAのミスターのヒップダンスも、よく考えたらPRODUCEシリーズのペ・ユンジョン先生ですねコレ。全て今に繋がってんだこの時代が。

 あとちょこちょこと仕事してたT-ARAも、この時期に正式にデビュー。前時代的な『嘘』でデビューしたんだけど、超新星とのコラボ曲『TTL』の方が時代にあっててヒットした記憶があります。や、10月にリリースされた続編、Listen2の方だったかなー。

あー書ききれないや。ポミニが2曲目のMuzikでヒット飛ばしたのも意義深いというか、次から次にガールズ・グループ出てきますよ!みんなヒットしてますよ!感をより強くさせてくれました。

メンバーチェンジをしながらも大ベテランとして活動していたJewerlyが『Vari2ty』をリリース。イイ曲なんだけど、大ヒットになった2008年の『One More Time』ほどのヒットにならなかったのは、世代交代を感じさせました。今調べたらdailymotionにさっきもちょっとだけ触れたリミックスありますね画質音質酷いけど。これ最高なんだけど音源化されてないですよね…。

秋から冬も新世代がゾクゾク!9月~12月

9月1日 f(x)/La Cha Ta (デビュー曲)


f(x) 에프엑스 '라차타 (LA chA TA)' MV

10月 少女時代 f(x)/Chocolate Love


Girls' Generation 소녀시대 'Chocolate Love' MV


f(x) 에프엑스 'Chocolate Love' MV

10月26日 SeeYa/His Voice


SeeYa - His voice, 씨야 - 그놈 목소리, Music Core 20091031

10月 T-ARA&超新星TTL listen2


[MV] T-ARA(티아라), Choshinsung(초신성) _ TTL Listen 2

10月 Secret/I Want You Back(デビュー曲)


SECRET - I want you back, 시크릿 - 아이 원트 유 벡, Music Core 20091024

10月 Wonder Girls/Nobody 北米リリース

 ハッキリ言って頭おかしいレベルで楽曲が粒ぞろいだった夏が終わると、ここからは新世代の季節、という感じですかね。f(x)がデビュー、さらにはソシと同一のCM曲をアレンジ違いでやるという好待遇。この頃のf(x)は本当に未知の可能性に溢れていて、SMエンタ面白いことやるなーって感じだった気がします。前年デビューのSHINeeも「Juliette」→「RingDingDong」と順調だったし。

あとMnetMediaは相変わらず攻めてますね。SeeYaの『His Voice』は大ヒットにならなかったけど、なんかこの頃の祭りのあとみたいな雰囲気にピッタリで、この記事を書くためにそれこそ10年ぶりぐらいに聴いてめちゃめちゃ聴き入ってます。

で、T-ARAと超新星のコラボ曲は続編リリース。T-ARAのメンバーが全員参加になって、これもヒット。この頃って男女混合ユニットやったら面白いんじゃないか?っていう機運が結構ありましたよね。その後、男女共学とか出来るんだけどあんまり…っていう。

ほんと書ききれないな。この後の世代を担うグループの一つ、Secretがデビューしてます。まだこの頃は髪色も楽曲も大人しいし、ホントデビュー直後って感じ。10年経ってもデビュー直後のグループの味わいってあんまり変わらない感じありますね。

北米活動を頑張るワンガはここでNobodyをリリースしています。韓国のガールズ・グループブーム、北米からはどう見ていたんだろうなー。どこかでコメント聞いた記事もあった気がしますが探し出すとキリがないのでやりません!

11月2日 Brown Eyed GirlsSIGN


Brown Eyed Girls 'Sign'

11月 Rainbow/Gossip Girl (デビュー曲)


Rainbow Gossipgirl 720p HD

11月27日 T-ARA/Bo Peep Bo Peep


[MV] T-ARA(티아라) _ Bo Peep Bo Peep(보핍보핍) (Dance ver.)

11月 AfterSchool/because of you


[HD] After School (애프터 스쿨) - Because Of You (너 때문에) [09.12.18]

12月 少女時代 1stアジアツアー開始

 やー、いよいよ怒涛の2009年が暮れようとしています。BEGが大ヒットの後でどんな曲をリリースするのかなーと思ったら、フックに扇子ダンスにストーリー仕立てのMV、めちゃめちゃ気合を入れて作ってくるという。しかしポップではなくダークにいってしまうという。このMV、メンバー出てきますけど全然主役じゃないですからねw主人公の能力覚醒のための生贄っていう、まぁほんと良く作るよなーこれなー。

そしてKARAの後輩としてRainbowがデビュー。このグループも、この後の時代を担うんですけど、まだまだこなれてないっていうか、様子見感がすごいです。あと、エレクトリックブームということで、なんかともかく四つ打ちでシンセ鳴らしとけ!みたいな曲も多かったなこの時期なーって、逆に懐かしいデス。

そんな時期にT-ARAがいきなり猫耳でぼぴぼぴ言いだすという…。この振り付けもペ・ユンジョン先生なんですよね、キレッキレですねこの年。あと、T-ARAはフックソングがなぜかフィットしまくって、ここからどんどんそっち方面に行くんですが、同時にデビュー時の歌謡曲路線も名曲多いんですよね…。個人的なT-ARAのベスト曲は、『Apple is A』で、これは野外で営業してる時の映像がベストです。2009年10月のものですが、今でもちょいちょい見てます。

そしてアフスクが満を持して『ノッテムネ』をリリースして、これはイイ曲だったのと、レイナ&ナナの加入はグループの本格化に一役買ったと思います。ともかくスタイル良くて美人が多くてブレイヴサーウンド!というキャラクター付けがハッキリしてきた。完全にトップではないけれど、シーンを厚くするという存在って大事なんですよね。

そして最後に、12月に少女時代が1stアジアツアーを開始。この後、日本でのヒットもあって、何度も何度もツアーをしていきます。ソシって結構ライブアイドルなんですよね。花道でお客さんを楽しませる方法とかよくわかってた。そういう意味では、LDH系のグループとも近いのかもしれないなー(ライブDVDで見ただけですが)。

ざっと見返したけどホント2009年すごくないか

やー、もうなんか完全にエネルギーが切れてるんですけど、今こうやって見ても2009年やばいですね。特に年頭と夏がヤバい。年度代表曲レベルがバンバンリリースされてて、毎日がお祭り状態って感じがします。

2019年の今、これがまた起きるのかなーっていうワクワクもありつつ、同時に2018年が結構すごい年だったと思うので、もしかすると18年、19年の2年で09年の1年分?という気もしつつ…。でも2020年が面白くなるかもしれないし、ホントわかんないですね。

もう一つ思うのは、この過当競争の時代がひと段落すると、停滞する時期もまたあるのかなーっていうこと。自分はその間、日本のライブアイドル・地方アイドルをいろいろ見てた気がするんだけど、今度は日本よりも中国とかベトナム、カザフとかが盛り上がる可能性もある。タイとかインドネシアも。それもそれで楽しいなー、と思いつつ、また2030年前後に韓国に波が来るのかなー、とも思いつつ…。

完全に電池切れてるので大したこと考えられないのでとりあえずここで更新!なんか書きたいこと出てきたら追記しますわ!

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