京極の新作読み終わった

読み終わった うーん二日で終わってしまった もうちょっと持ってほしかった

邪魅の雫 (講談社ノベルス)

邪魅の雫 (講談社ノベルス)



続きを読む にしたところでネタバレ感想は書かないんだけど
まだ読み終わってない人は読まないほうがいいかもしれない
このまえの陰摩羅鬼もそうだったんだけども
シリーズで読んでる人は、途中で仕掛けがわかっちゃう気がするんだよ
なんか、ああ、あのときのあれと似てるなぁ、とか
こういう出方をするとこういう役割なんだろうなぁとか
今回も途中でなんとなくわかってしもた


そこ行くと、犯人わかってからの疾走感がものすごかった魍魎とか
最後の最後まで真相がわかんなかった鉄鼠とか
さらにさらにさらに先に!みたいな感じのある女郎蜘蛛(字が違う)とか
うーん、あんなのを連発出来ていた時期は本気で凄かったんだな


だってさ、こう書いてわかる人いるかわかんないけど竜兵会かよ!って思ったよ!


でもそれにしても、ラストのラストはなんだかうわっ、ぞわっと
来てしまったのも、コレもシリーズ全部読んでるからかなぁ
今の京極は、なんつーか
ストーリーテリングの流麗さとか話の展開のオモチロさとか衒学趣味のクラクラ感とか
そこら辺よりもですね
感情の機微、みたいなところを結構えろく書ける人なんじゃないかなと
思ったわけでした


まー二日間、というか一日半、楽しめました

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