いよいよ明日カムバ!重責を負うKep1erが"Queendom2"で到達し、"Up!"で通過していく地点

6月20日にKep1erが「Up!」でカムバック、期待と不安がいろいろあったんですが、ハイライトメドレーからのティーザ2連発で、完全に期待の方に心が決まりました。良かった。ちゃんと聴くとめちゃめちゃ音が太いのが素晴らしい。ダンスミュージックが刷り込まれてる自分としてはアイドル曲もやっぱりキックなんですよ!

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本当は20日18時の楽曲公開直後の更新にしようと思ってたんですけど、スケジュール的に厳しいのと、まぁもう自分の中で盛り上がってるときに書いた方がいい!というわけで今書いております!

Kep1erは「Up!」で9人組のレジェンドを明確に参照している

今作「Up!」は、現在公開されているところだけでも、音楽的に2STEPと呼ばれるジャンルを志向していることは明らかです。2STEPというジャンルと、それを取り入れたK-POPについてはe_e_li_c_a様が2019年にまとめてる記事があるのでそちらを参照。

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で、この記事では今回の「Up!」を軸にして書いていきます。2STEPテイストのガールズ・グループの大ヒット曲と言えば、TWICEの「CHEER UP」(2016)。途中でレゲエっぽくなるのは、レゲエ→ドラムンという歴史的な流れを意識しているのでありましょう。

今見てもMVはすごい出来で、この曲の大ヒットからTWICEの無双状態が始まったのも、そりゃそうだという気がしてくる。あと、これが2枚目のリリースなんですよね。2枚目で大爆発、Kep1er運営も狙ってる気がする。

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そして、夏曲でブチ上がりつつ、どこかにチル感もあるのが、少女時代の「PARTY」(2015)。ビート的には四つ打ちですが、ベースラインが太くて素晴らしい。ジェシカが脱退してから初のシングルで、高揚感と切なさどちらともある。公式MVを貼ろうと思ってたんだけど、Mカに出てた時のイメージが夏山バカンスで今回のKep1erとかなり近いものがある。イメージの直接的な参照元にした可能性もあると思います。

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少女時代とTWICEの二組は、韓国ガールズ・グループシーンのレジェンド、そして両方とも9人組(ソシは8人になったけど)。今回のKep1er「Up!」からは、9人組の歴史を継ごう、という意思を感じているのです。

Queendom2での少女時代「The Boys」カバー最高だったじゃないですか。生半可な気持ちであのステージは作れないと思うんですよ。このグループにやらせたい、MVSK路線はこっちで一つの形にした、というのもあると思います。

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ちなみに、2018年に我らがIZ*ONEもMAMAでThe Boysのカバーステージやってるんですが、まぁお祭りのためのステージということもあって、クィンダム2のKep1erよりもテンションはゆるめではあります(特にカンちゃん)。

つっても当時こっちもデビュー2か月とかですからね。CJは自前の有望株のデビュー直後にThe Boysやらせるという性癖があるんでしょうか。あとアンニョンズ&ウンビちゃんは完全にグループの柱だな…。ラストのセンターがなこちゃんなの激アツだな~!や、ズワンを語るとキリがないのでこの辺にいたしますけれども。

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余談というかなんというか、レジェンドというのは難しいかもしれませんが、Kep1erと同じくMnetのサバイバル番組から誕生して、結果操作問題やらいろいろあって苦労して、今はPLEDISに移籍して人気を安定させつつあるfromis_9も、9人組なんですよね。

fromis_9がPLEDIS移籍前にOFF THE RECORDから最後にリリースしたのが「WE GO」(2021年)。この後、OFF THE RECORDはWAKE ONEに統合されるので、fromis_9もIZ*ONE同様、Kep1erの(あまり言及されないけど)お姉さん分でもある。

このMVもすごいですよね。操作=ヤラセで叩かれたグループのMVで、作られたバカンスをテーマにしている。キャンプのシーンとか、今回の「Up!」と結構近い感じもあって、OTR→WAKE ONE組スタッフの中に、プロミとケプラを重ねて見ている人がいるかもな、という妄想をしております。

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Queendom2でKep1erが到達した地点、越えていく地点

あらためて振り返っておきたいのは、先ほども触れましたが、Kep1erが参加していたサバイバル番組「Queendom2」。今見てもオープニングパフォーマンス最高ですねコレ。

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デビュー数か月でQueendom2にブチ込むって、本当に無茶苦茶だったと思いますよ。持ち曲も少ない、歴史も浅い、ファンダムも本国では出来上がっていない、会社の新人だから出れたって叩かれる、本当に大変だったと思うし、なぜか結果がほとんどついてこなかった。そりゃあ、チェヒョンも最終回前に体調崩しますよ…。本当にお疲れさまでした。

ただ、これはひいき目ナシで言っても、後半2ステージ「The Boys」カバーと、ファイナル「The Girls」は、ほんとうに出色だったと思う。

「The Boys」カバーは、1stのカップリング名曲「MVSK」のような、意思と品格を持つ気品路線、みたいな方向性で、一つの結実を見たと思うんです。

そして、デビュー曲「WADADA」のようなガールクラッシュ路線は、ファイナル曲の「The Girls」で一つの形にした、ということじゃないかと思います。わざわざBoysとGirlsで対にしてるし。

「The Girls」をフルカムで見ると、や、ダンサーさんたちとメンバーのそろいっぷりとかエグいんですよ。半年でよくここまでやりましたよホント。良くも悪くもめちゃくちゃ背負わせてるものがデカい。それに必死に答えようとしてる。実力がない、コネでしかないって陰口叩かれるからこそ、どんどん研ぎ澄まされたグループになろうとしてる気がします。 

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Queendom2という番組に参加することを通して、Kep1erのパフォーマンスはどんどん磨かれていったし、グループとしての結束力も間違いなく高まったでしょう。同時に、韓国ガールズ・グループシーンの中で、存在が認められていったと思う。

やっぱり、番組を通して、共演した先輩たちに、受け入れられていったと思うんですよね。そしてそれは視聴者にも伝わったのではなかろうか。投票操作問題で地に落ちたMnetによるサバ番のグループだけど、その宿命を背負いながら、必死にもがいてもがいて、形にしていったと思うんですよ。

そしてそれは、到達点でありながら、一つの通過点に過ぎない。あと2年間、絶対に順風満帆とはいかないと思います。絶対にいろいろ大変なことがある。Mnetのグループが2年半もやったら絶対になにかあるんですw

でもね、どうにか続けていって、磨かれていくことによって、どんなグループになっていくかも、ものすごく楽しみにしています。TWICEやソシを志向して、ズワンやプロミの文脈を継いでるんですから。面白いことになる可能性は十二分にある。やー、今作は複数枚買っちゃいましたからね…。ヨントン当たったらどうしよう…。

というわけで、ラストに6月18日に出演したDream Concert2022での「MVSK」貼っておきますが、ファンカムで横からなのがレアでよいです。そしてみんなめちゃめちゃ仕上がっております。イェソは幼い雰囲気を抑えた方が映えるよなー、とか、ヒエちゃん美の権化になりつつあるな、とかいろいろあるんですが、後半ビビりましたよね。

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ヨンウンが横に向けてめっちゃファンサしてるんですよ。や、初のドリコンよ?明日カムバよ?この人まだ満17歳ですよ?どんだけ度胸あるんだよ!ヨンウン本当に逸材なんですわ…。

 

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