作曲家がfull8loom栄光の顔であること、そしてティーザ公開で2STEPビートを前面に押し出していることで、何度も何度も何度も言うけど、今回は本当に期待していて、MVが公開されて、その期待を完全に斜め上にぶっ飛んでくれました。
なんていうか、2枚目でここまで自分たちらしさを掴んでいるとは思っていなかったというか、ちょっと感心したという気持ちでいるのです。運営頑張ったな!
自分がこの曲で何よりキーになっていると思っているのは、一つの方向性にまとまっていないことなんです。サビのビートや、ドロップの心地よさはさすが栄光の顔、といいたくなるスムーズさでありながら、コロコロと変わりながら展開していく。ここまで手数の多い楽曲だと思わなかった。本当に面白い。
勢いに乗って「Up!」MVをスクショしまくりました
MVのビジュアルでもそれは意識されていて、めちゃめちゃ盛れてるソロショットがいっぱいあるのと同時に、笑っちゃうくらいコミカルな表情や、ほとんどオフショットみたいな、そこ使うんだ!ってショットが両方入れ込まれてる。
前半は、そこ使う?みたいなの結構多くて、イェソの「よっしゃ!」とか、完全にバスターズ時代を思い出す感じ。
あかんべしてるチェユジン今年で満26歳ですよ。ヒエちゃんと8歳違うんですよ。
キムダのびっくり顔は、このグループの一つの方向性なんですよね。あとホントひかると並んだ時の相性が良い。
そこそこ後半なんですけど衝撃だったのが、キムダ完全におもしろ顔なのと、後ろのヨンウンが鼻おさえててくしゃみしそうになってんのよ。コレ使う???使うんですよね。あとシャオさんがちょっと悪シャオさん出てて最高。
で、後半は盛れ盛れショットのつるべ打ち状態。もはやヒエちゃんシャオさんは美神の域。
盛れゾーンに入るのはチェヒョンの風浴びショットからっていうのもありますね。ホントかわいい。
イェソは顔立ちが整いまくってるのであんまり幼くするよりも大人っぽくしたほうが映えるんだよな。や、さっきのよっしゃー娘と同一人物ですよ。
ましろの顔立ち整いっぷりも凄まじいものがありますね。二次元みがある。
ひかるは、おもろ顔、美少女顔、爆イケ顔と全部やれるのがめちゃめちゃ強い。
あとヨンウンはどう転んでも可愛いです。
Kep1erは完全無欠のグループではない。でもそこが強みだし、運営もわかってる。
ついさっきも嫁の人にガルプラのことに聞かれて「マジで番組制作陣はよお!」みたいに熱く語ってしまったのですが、や、いろんな物事がちぐはぐだったガルプラから生まれたKep1erっていうグループは、なんというか完全無欠のグループじゃないと思うんですよ。
普通に事務所が組んだグループは、制作陣がプロの目で作り上げている。IZ*ONEだって実際はそうだった。メンバーのバランスとか、キャラクター性とか、いろんなことを考えて、人気が出るように組まれているわけです。
でも、何度も言いますが、ガルプラでメンバーを選んでいったのは「ガーディアン」であって、それぞれのメンバーの守護者なわけです。最終的なグループのバランスではなくて、それぞれのメンバーを守りたいと思った人がどれだけいたか、ということが大きい。
韓国のアイドルグループとしては身長の低いメンバーが多くなったのも、そこらへんが大きいと思っています。韓国で一般受けをする高身長スタイルじゃない。でも、そのメンバーたちをガーディアンが守りたいと思ったわけです。
Mnetがこれまでやってきたサバ番不正の十字架を背負っていることもあって、本国人気が海外人気ほどではない、というのは何度も言われているところです。結構、大変だと思うんですよ、このグループを売ることや、このグループの一員であることって。
でも、同時に「守りたい」と思っている人たちには、本当に守りたいと思われているし、その愛情は形になってると思うんですよね。数字だけ見ても、初日で15万枚以上売ってますからね。ファンの支持は相変わらず厚い。
FEMALE ARTISTS HIGHEST 1ST DAY SALES ON HANTEO (2022)
— Kpop Girls Charts (@kpopggsuperior) 2022年6月20日
#1 #RedVelvet "The ReVe Festival 2022 - Feel My Rhythm" (231K)
#2 #LE_SSERAFIM "FEARLESS" (176K)
#3 #Kep1er "DOUBLAST" (153K)
#4 #Kep1er "FIRST IMPACT" (150K)
#5 #IVE "LOVE DIVE" (120K)
#6 #GIDLE "I NEVER DIE" (88K)
そして、運営側もそれがわかっていると思う。Up!を通して見せたかったのは、コミカルさと、親しみやすさと、可愛らしさと、優れたパフォーマンスだったんじゃないですかね。IZ*ONEで表現したような、気品と美しさの方向性ではない。成熟を志向するというよりも、エネルギーが拡散してバラバラに解き放たれていくようなイメージ。そこが、Kep1erが完全無欠のグループではないが故の、強みだと思うんですよ。
だからこそ、メンバーそれぞれのキャラクターや、弾けるようなエネルギー、コミカルな表情から美しいキメ顔まで、本当にいろんな側面を意識的に見せてくれている。メンバーそれぞれも、この半年で結束力を高めて、どんどんKep1erが一つのグループとして出来上がっていっていると思うんですよね。
正直、次回作が好きな感じの曲になるかはわかんないな、と思ってます。自分の好みにハマらない可能性はかなりある。でも、今作はめちゃめちゃ好きです。完全にハマっております。この、安定感よりもブレがあって、かっ飛ばしたら場外ホームラン!みたいなところも、グループの良さなのかもしれないです。
タイミング的にチャートや音楽番組でどんな結果になるかはわかりませんが、Up!でいい結果になってくれるといいなぁ…というわけで、ショーケースの「Up!」も貼りますが、や、楽しそうですよね、ステージ。日本でライブやったら見たいなーコレ!